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館林紬を時代に合わせて再構築
伝統を下地につないでいく「紬・組」
2025.03.07
WEEKLY TOPIC  未分類  東毛

紬・組が作成したアイテムの数々。ツムギトエンガワにも置く。

館林市でかつて盛んに織られた綿織物「館林紬(つむぎ)」。
その再興を目指す3人が、「合同会社 紬・組(つむぎぐみ)」を立ち上げて活動している。
4月には活動拠点となる「ツムギトエンガワ」が本格オープンする。

館林紬織元の旧居を使った拠点
「ツムギトエンガワ」が4月オープン

カラフルな糸をインテリアのように展示。

「紬・組」は、古い建物をリノベーションして活用し、まちづくりに尽力する安樂岡紀子さん、中村喬さんと、海外で服飾関係の仕事に就いている飯塚はる香さんの3人で一昨年に設立。
館林紬を生産していた山岸織物に残る紬から、活動のシンボルとして6色の縞模様の紬を選び、それぞれの色に館林市の風景や歴史を重ねて「日日凛(にちにちりん)」と名付け、PRを始めた。

紬・組の安樂岡さん(右)と飯塚さん。

日日凛をモチーフにした商品開発と販売、イベント参加や商業施設でのワークショップを通じて活動が広り、拠点の必要性を感じていたところ、山岸織物が所有する築100年以上の古民家を使用できることになった。

築100年以上の歳月を感じさせる建物。

「室内では機織り機が動き、縁側で訪れた人が交流する光景を目指して」と名付けた「ツムギトエンガワ」。
本格オープン後は織物に使う道具を展示し、織物体験や織物に関心を持つ人との交流の場とする。
また日日凛をモチーフにしたネクタイや手拭い、山岸織物の紬で作ったバッグや文具の展示販売も行う。

活動を続ける中で出合った、足を使わず織れる「フラミンゴ機」での機織り体験も予定。

「館林紬が無くなる前に、現代に必要とされる形にし、次代につなぎたい」と飯塚さん。館林で綿花を育て、布を織ることが目標だ。

リノベーションの様子。

データ
紬・組の活動拠点「ツムギトエンガワ」

4月に本格オープン、現在はイベント開催時のみ公開。


館林市仲町5-47


公式サイトのメールフォームから


【公式サイト】https://tatebayashi-tsumugi.com/

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