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旧桐生南高校跡地の活用スタート
中学硬式野球や文化活動の拠点に
2023.03.03
WEEKLY TOPIC  東毛  桐生市

 2021年に統廃合があった旧桐生南高校の施設を、総合不動産業のオープンハウスグループ(本社・東京都、荒井正昭代表取締役社長)が3月1日から活用を始めた。今春に始動する中学硬式野球の新チームの拠点となるほか、スポーツや文化活動の拠点を目指す。

オープンハウスグループが取得
活用に向け利用案を募集中

 2021年3月に閉校した桐生南高校は荒井社長の母校。県内各地で「地域共創事業」に取り組んでいるオープンハウスグループは、関連会社を通じて県の跡地利用に向けた公募型プロポーザルに応募し同年8月に優先交渉権者に。その後県と協議を進めて契約した。

 現在、取得した校舎や有償貸与を受けた校庭の活用に向け、地域の個人や団体、企業に利用案を募っている。内容はスポーツや文化の振興を目的にしたもの。同社広報宣伝部は「さまざまな活用ができる場にしていきたい。具体的なプランを寄せていただければ」と話す。

第1弾は中学硬式野球・桐生南ポニー
大阪桐蔭卒の謝敷正吾さんが監督に

 既に動き出した団体もある。2月に発足した一般社団法人「桐生南スポーツアカデミー」だ。同法人は、野球日本代表「侍ジャパン」の事業戦略の経験があり、スポーツ配信事業なども手掛ける同校OBの荒木重雄さんが代表理事を務める。

 その活動の皮切りとして、中学硬式野球チーム「桐生南ポニー」を立ち上げた。現在、中学新1年生、新2年生の参加者を募集しており、新年度から旧桐生南高校を拠点に活動が始められるよう、環境を整えている。

 監督には、大阪桐蔭高校で夏の甲子園に2度出場し、BCリーグでも活躍した謝敷(しゃしき)正吾さんが就任。謝敷さんは「球都としての歴史を持つ桐生の地で、少年野球から高校野球への懸け橋となり、心身ともに成長できるチームにしたい」と意気込む。目指すのは“全国で一番愉しいチーム”だ。

 活用され始めた旧桐生南高校に、これからも注目しよう。

桐生南ポニーの謝敷正吾監督

データ
オープンハウスグループが旧桐生南高校跡地を活用

旧桐生南高校/桐生市広沢町3-4193


跡地利用案の受け付け先

[オープンハウスグループ]

kiryu_contact@openhouse-group.com


桐生南ポニーの問い合わせ先

[桐生南スポーツアカデミー]

080-6659-9516


3月4日(土曜)18時30分~19時30分、3月5日(日曜)18時~19時、ともに桐生市本町2丁目の「YURIN LOUNGE」(矢野園南)で実施


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