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歴史ある旧秋元別邸で和食を楽しむ
館林市の「まち研」が今年も開催
2023.05.05
WEEKLY TOPIC  東毛  館林市

4月21日撮影

 館林藩最後の城主・秋元氏ゆかりの建築で、つつじが岡第二公園内に立つ「旧秋元別邸」。そのPRを目指す「お食事処(どころ) 旧秋元別邸」が2年目を迎え、5月下旬~6月中旬の参加者を募集している。歴史ある和建築の同邸で、庭園を眺めながら食事を楽しむ企画だ。

期間限定開放、和の雰囲気で食事を

 旧秋元別邸は、明治時代末期から大正時代初期にかけて建築された、100年以上の歴史を持つ和建築。最後の館林藩主・秋元礼朝(ひろとも)の子である興朝(おきとも)と孫の春朝(はるとも)が大正時代に別邸として使用し、敷地内には離れとして都内にあった本邸から洋風建築も移築されている。かつては迎賓館としての役割も果たしていたという。現在は日本遺産「里沼」の構成文化財となっている。

 「お食事処 旧秋元別邸」は、普段開放されていない同邸の座敷に席を設け、市内の老舗が地元食材を取り入れて作った和食を提供する。昨年春にスタートし、庭園のツツジが見事な春、隣接する花菖蒲(しょうぶ)園が見頃の初夏、紅葉の秋に開催してきた。「館林の歴史を感じたい」「特別なお祝いの席に」といった利用もあったという。

 現在は5月27日~6月18日の間に開催する8日分の利用者を募っている。食事の前後に、花菖蒲園の観光を楽しめる時期で、料理は館林駅そばに店を構える「すしと日本料理 ぎんざ」が担う。

歴史的建造物の魅力伝える「まち研」

 この企画を始めたのは、地域づくりに取り組む「株式会社 まち研」。2000年に市民有志が設立した「まちづくりを考える研究グループ」参加者が、さらに活動の幅を広げつつ収益も上げられる団体にしようと、2021年に立ち上げた。老朽化が進む同邸や市内文化財の修繕も視野に活動している。

 「館林市には歴史的な建物が多いが、込み入った場所の物は市民でも意外と知らない。その魅力に気付いてもらうきっかけになれば」と三條秀子代表は話す。料理を味わいながら歴史と季節を感じるイベントに参加してみてはいかがだろう。

データ
お食事処 旧秋元別邸

5月27日(土曜)~6月18日(日曜)の土・日曜
12:00~14:00


館林市尾曳町8-1


和膳セット1人5,000円


まち研代表の三條さん 090-2651-6051


【HP】https://www.akimotobettei.jp/

 

※完全予約制、各日限定4組。開催日以外でも10人以上の団体であれば予約可能(10日前までに予約を。市の行事などで対応できない日もあり)。

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