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邑楽館林産の「百年小麦」を名物に
飲食店巡るスタンプラリー開催中
2022.05.19
WEEKLY TOPIC  東毛  館林市

 粉食文化が根付く邑楽館林地域で誕生した、地元産の小麦100%の小麦粉「百年小麦」。この百年小麦を使った商品をPRしようと、飲食店や菓子店を巡るスタンプラリーが実施されている。

企業の協力で地元産小麦粉が実現
うどん、ラーメン、菓子に活用

 百年小麦は、館林市と邑楽郡で作られた小麦を製粉した小麦粉。「麺のまち『うどんの里館林』振興会」が地元産の小麦を使ってうどんを作りたいと、2017年に商品化した。通常、小麦は都道府県単位の流通だが、JA邑楽館林と館林市を創業の地とする日清製粉株式会社の協力を得て、地域を限定した小麦粉が誕生。館林市で100年以上続く麦の歴史と文化への敬意、100年後までつなぐ意志を込め「百年小麦」と名付けた。うどんにすればモチモチの食感になるという。

 その後「館林菓子工業組合」、同市のラーメン文化を盛り上げる「たてラプロジェクト」でも百年小麦を使用したいという声が挙がり、2019年には、うどん、ラーメン、菓子を取りまとめる3団体を軸に「『百年小麦』ブランド化委員会」が発足。同委員会は、市内小中学校の給食への導入、地元高校生と連携した販売イベントなどで百年小麦をPRしてきた。

6月30日まで、スタンプラリー

 同委員会は、さらなる周知の足がかりとして初のスタンプラリーを6月末まで開催中。対象店舗は、うどんやラーメンなどの飲食店、菓子など土産向きの商品を販売する物販店で、館林市と大泉町の計22店舗。スタンプラリーの台紙は対象店などで配布しており、参加者は飲食店3店舗、物販店3店舗の合計6店舗でスタンプを集めると、加盟店で使用できる500円分の商品券がもらえる。商品券の配布は先着220枚で、利用期間は7月31日まで。

 館林市商工課係長代理の大和憲太郎さんは「普段、何気なく食べている小麦を、しっかりと味わっていただく機会になれば」と期待する。黄金色に輝く麦畑の景色を眺めながら、食べ歩きや菓子の購入で百年小麦に親しんでみよう。

百年小麦を使ったメニューの例

実施店舗では目印にポスターを掲示中

データ
百年小麦スタンプラリー

6月30日まで


店舗により異なる


店舗により異なる


館林市商工課 0276-47-5147


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