群馬よみうり
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榛名に梨の季節がやってきた!
農家直売は“熟したおいしさ”が魅力
2021.08.26
WEEKLY TOPIC  西毛  高崎市

 果物の産地として知られる高崎市榛名地域は、8月下旬に入り本格的な梨のシーズンを迎えている。

歴史ある産地、味重視で技術を磨く

 国道406号で榛名山南麓を走ると、次々と梨の直売所が現れる。各農家が設ける直売所は約100か所にも上り、まさに群馬を代表する梨の産地だ。

 同地域の梨栽培は里見地区で明治時代に始まり、「里見梨」のブランドで知られてきた。現在は梨の生産量、栽培面積ともに県内1位を誇る。同地域の梨の実は多くが無袋栽培で、日光をたっぷりと浴びて育つため甘みが強い。また量より質を重視し、実の量を調整する摘果も積極的に行っている。

 今シーズンは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ほとんどの農園で梨狩りを見合わせるが、直売は例年通り実施。価格は2kg1,000円前後で、現在は豊水、9月初旬からは二十世紀が並び、以降は、はるな、南水、あきづき、新高といった品種が続く。

里見地区には農家の直売所がずらり
カフェで果物たっぷりのスイーツも

 同地域の梨の産地は烏川の南北に分かれ、南の里見地区では「くだもの街道」と呼ばれる道沿いに農家の直売所が並ぶ。一方、北の久留馬地区は市場出荷が中心だが、糖度や熟度の基準をクリアした良品を今年リニューアルした総合選果場内の直売所で販売している。

 近年は高崎市が生産、加工、小売りと多角的に経営する6次産業化を進める影響もあり、直売所にカフェやイートインスペースを設ける農家が増えてきた。里見地区の悴田(かせだ)梨園もその1つだ。直売所には、収穫時期の見極めにこだわった最適な熟れ具合の梨が並ぶ。昨年7月に新設したカフェではフルーツソフトクリーム(430円ほか)や、梨100%のフレッシュジュース(400円)を販売。代表の悴田俊司さんは「今年も例年同様、おいしい梨ができました。シーズン中は毎日収穫し、新鮮な梨が直売所に並ぶので、ぜひ足を運んで」と呼び掛ける。自宅用はもちろん、贈り物にもぴったりな秋の味覚を楽しんでみては。

データ
榛名の梨直売

高崎市榛名支所 産業観光課 027-374-5111


購入場所

《里見地区》

国道406号、県道137号沿いの各梨園
【URL】はるなビ http://harunavi.jp/

 

《久留馬地区》

久留馬総合選果場直売所
【住所】高崎市高浜町1034-1
【問い合わせ】027-343-7351

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