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安心できる子どもたちの居場所
みどり市に「おむすび堂」オープン
2022.03.31
WEEKLY TOPIC  みどり市  東毛

 みどり市笠懸町に4月1日、子どもが安心して放課後を過ごすための施設「子ども第三の居場所 おむすび堂」が開所する。

茶屋や足湯を設けて地域と交流

 おむすび堂は、社会福祉法人チハヤ会がみどり市の協力の下で運営し、日本財団が支援するプロジェクト「子ども第三の居場所」に採択された群馬県で初の施設。子ども第三の居場所は複雑化する多様な課題を抱える子どもの支援が目的で、おむすび堂は地域の人と子どもたちが交流を持つ「コミュニティモデル」として運営していく。

 建物は2階建てで、同会の敷地内に新設された。地元の2つの小学校の中ほどになり、小学生が通いやすい。小中学・高校生なら誰でも利用できるが、子ども食堂の無償利用などは登録制となる。

 一般開放する1階には足湯のある茶屋を始め、ギャラリーも併設。地域の人に気軽に立ち寄ってもらう中で子どもとの交流や見守りにつなげたい考えだ。とくに薪で沸かす足湯は、大人と子どもが一緒に癒やされながら交流できるスポットになりそう。昼間の茶屋ではピザを始め、カレーや和菓子などを提供し、売り上げを運営費に充てる。一方、夜の茶屋は子どもに夕食を提供する「子ども食堂」になる。

 2階は勉強に取り組むための机と椅子のほか、木工おもちゃやボルダリングウォールなどを導入。講師を招いた芸術体験やものづくり体験も予定している。

子どもと関わるサポーターも募集

 同会は、これまでみどり市で障害者福祉事業を行ってきた。「障害者を含む大人と子どもが共に輝く社会をつくる」という思いから、「子ども第三の居場所」の運営に名乗り出た。同会統括施設長の石戸悦史さんは「障害がある人も、おむすび堂の運営に参画し子どもに手を差し伸べる活動ができる仕組みを考えたい」と話す。おむすび堂は、子どもと遊んだり、低学年の子の勉強を見たり、イベントの手伝いをするおむすびサポーター(ボランティア)を募集している。まずは茶屋や足湯を利用して、交流を図ってみてはいかがだろう。

データ
子ども第三の居場所 おむすび堂

みどり市笠懸町鹿3607-1


茶屋・足湯/月曜~金曜10:30~15:30
子どもの受け入れ/月曜、水曜、金曜14:00~18:30


0277-32-3737


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