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太田市のニット産業を盛り上げる
新ブランド「Mebuki」誕生
2021.05.27
WEEKLY TOPIC  太田市  東毛

 フリーデザイナーの小田幸村さん(22歳、太田市)と亀田修哉さん(21歳、大泉町)は今春、かつて太田市で盛んだったニット産業を再び盛り上げようと、同市発の新ニットブランド「Mebuki(メブキ)」を立ち上げた。

SNSから始まった夢が形に
思いとこだわりが詰まったブランド

 昨年12月、小田さんと亀田さんはSNS上で知り合った。2人は出身地や年齢が近く、互いにファッションが好きだったことから意気投合し、次第にファッションブランドの立ち上げを夢見るようになっていった。「立ち上げるなら地元に関連したもので」との思いから、地域ブランド「OTA KNIT(おおたニット)」などを手がける「株式会社マウンテンディアー」を見学することに。そこで同社の山鹿雅明代表から、太田市で戦後から1980年代にかけてニット産業が盛んだったことや、現在は衰退していることを聞き、「なんとかしたい」と地元のニットを活用した新ブランドの立ち上げを企画した。同社のサポートの下、デザインの考案やサンプル品の製作を行い、今月からクラウドファンディング(CF)で服の製作費と運営資金を募り始めた。

 Mebukiは“既成概念に縛られない自由さ”がコンセプト。完成した商品は「2WAYヘンリーネック」「シースルーベスト」の2品で、色は各3色。どちらもフリーサイズのユニセックスタイプで、縫い目がないため着心地の良さと美しいシルエットが魅力だ。製造は同市のニット製品製造会社「株式会社イノウエ」が手がける。

 ヘンリーネックは前後の区別がなく、さらっとした肌触りが特徴のシャツ。シースルーベストはサイドのボタンの開閉で印象を変えられる。どちらも自由な着こなしができ、夏にも着用できるアイテムだ。5月31日のCF終了まではリターン品として提供し、その後はオンラインショップでの販売や商業施設などでの移動販売を予定している。小田さんと亀田さんは「自分たちが先頭に立って行動することで、若い世代にも太田のニットを知ってもらえる。県外や国外にも進出し、地元の人たちに愛されるブランドにしていきたい」と語る。2人の若者によって芽吹いた、太田の新ブランドに注目だ。

2WAYヘンリーネック

シースルーベスト

データ
Mebuki

info@mebuki.net


2WAYヘンリーネック/1万3700円(リターン品は各色20枚限定で1万1750円)
シースルーベスト/1万5700円(リターン品は各色20枚限定で1万3450円)

※オンラインショップは6月中に開設予定。オンラインショップや移動販売情報はMebuki公式サイトで確認を。


【公式サイト】https://mebuki.net/
【CFサイト】https://camp-fire.jp/projects/view/421122

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