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前橋の老舗煎餅店「清香園」
店舗を刷新し、2年ぶりに営業を再開
2021.05.14
WEEKLY TOPIC  中毛  前橋市

 前橋中心市街地にある創業1875年(明治8年)の煎餅店「清香園」が4月14日、営業を再開した。4代目の孫にあたる三橋一仁さんが5代目として受け継ぎリニューアル。店舗には連日、常連客を始め幅広い世代が訪れている。

気軽に立ち寄れる喫茶スペースを新設
“にぎわい”も創出する煎餅店へ

 老舗の風格を感じさせつつ開放感あるモダンな空間へと生まれ変わった同店。のれんをくぐると、店内中央に設置された昔ながらの陳列棚や年季の入った量りが目を引く。三橋さんは「長い歴史はこの店の大きな特徴。什器(じゅうき)など残せるものはなるべく再利用した」と話す。

 同店は、量り売りを行う煎餅店として長く親しまれてきたが、4代目だった三橋さんの祖母が体調不良となり2019年1月に閉店した。当時、都内の百貨店で働いていた三橋さんは「140年以上続いた店を絶やしたくない」と継承を決め、同年4月にUターン。前橋市の地域おこし協力隊として活動しながら開店準備を進めた。

 半年かけて改修工事を行い、店舗スペースを拡張。「煎餅の販売だけでなく人が滞留し、交流できるような場所」を目指して、気軽に休憩や飲食ができる小上がりや和室、カウンター席を新設した。

定番に新商品を加えた15種類を販売

 米菓は手焼きせんべい5種(1枚90円~)と、量り売りのあられやおかき10種を販売している(100g、280円~)。どれも上質な素材を使った自慢の味だが、特に人気なのが七味をまぶしたおかき「ナナイロ」と米のうま味を堪能できる「ムギホ」だという。おしゃれな袋詰めもあり、こちらは手土産や贈答におすすめだ。また、お茶やコーヒー(各300円)の提供も始め、煎餅と飲み物が付く「お茶菓子セット」(500円)も用意した。三橋さんは「煎餅は年代を問わず好まれるお菓子。ここを起点に新たな交流が生まれ、にぎわいを街なかに波及できれば」と意気込む。

 今後はイベント開催や酒類を提供する夜の営業も計画している。新たなスタートを切った同店へ、ぜひ足を運んでみて。

データ
老舗煎餅店「清香園」

前橋市本町2-8-12


7:30~13:00


土・日曜、祝日


027-221-5683


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