群馬よみうり
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TOPIC
モノに秘められた思い出を次の誰かへ
「古道具とカフェ ひの芽」がオープン
2025.04.25
WEEKLY TOPIC  みどり市  東毛

「行き場を失ってしまった思い出の品々を救いたい」と話す栗原さん。

みどり市大間々町に、「古道具とカフェ ひの芽」が3月29日にオープンした。
古材古道具のレスキュー拠点

レスキューの際はその品にまつわる思い出などを聞いて行う。

同店は群馬県を中心に、空き家の整理や解体時に取り残された家具や雑貨を回収し、修復して販売している。

店主の栗原大輔さんは不動産業時代に多くの空き家に眠るモノたちを目の当たりにし、これらの活用法を模索。
その後“レスキュー業”を立ち上げ、間借り営業やイベントで活動を続けると、回収件数は300を超えた。

カフェでは敷島珈琲のコーヒーや赤城山ホテルの菓子をいただくことも。

思い出の品が再び、日の目を見る店

赤城駅から徒歩5分の位置にある店舗。

店舗はかつて家具屋だった築40年以上の建物を再利用し、1階にはカフェスペース、2階には古道具や古材が並ぶ販売フロアを設けた。
そこに並ぶのは、代々続いた商店で使われた什器(じゅうき)や、家族と囲んだ食卓の器、子供用の学習机など、誰かの記憶が息づく“残置物”たち。
ほとんどが一点もので、大量生産にはない個性や時の重なりを感じられる。
カフェで使われているテーブルや椅子、カップなども、気に入ればその場で購入可能だ。

店内には思い出が詰まった品々が並ぶ。

栗原さんは「ただ使うのではなく、モノに宿る記憶や手触りごと、次の人に手渡したい」と話す。
もし、誰かに引き継いでほしいモノがあるなら、ぜひ一度相談を。

キッズスペースを完備したカフェスペース。

受け継がれてきた品々に触れることで、日々の暮らしに小さな発見や新たな視点が宿るかもしれない。
そんな体験を探しに、足を運んでみてはいかがだろうか。

データ
古道具とカフェ ひの芽

みどり市大間々町大間々1480-2


11:00~18:00


金・木曜


5台


0277-32-3112


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