タウンぐんまが“日帰り旅行”を提案するコーナー。毎回、魅力あふれる群馬県内の地域にフォーカスしたショートトリップを紹介する。今回は城下町の風情が残る甘楽町小幡のおすすめスポットを案内する。滞在時間も併記したので、旅の参考にしてみて。
【取材協力】甘楽町 産業課

甘楽町小幡は町の北西に位置する地域。
戦国時代に小幡氏の居城地として栄えた地域で、江戸時代初期に織田信長の次男・信雄が城下町として発展させた。
現在も多くの史跡や歴史を感じられる建物が残り、町を散策しながら趣深い時を過ごせる魅力的な地域だ。
小幡八幡宮
〈滞在時間〉40分~1時間

小幡八幡宮は小幡織田家3代・信昌の時代に創建された神社。
鳥居をくぐり急斜面の階段を登って神門を抜けると、鮮やかな朱色の拝殿にたどり着く。
御祭神は応神天皇で、厄よけや心願成就、交通安全、縁結びにご利益があると伝えられている。
拝殿では龍を中心に花鳥などが描かれた町指定重要文化財の天井画(公開日要確認)を見ることができ、社務所で御朱印(初穂料300円)を受けることも。
裏手にある八幡山公園の展望台からは、小幡地区の町並みや周辺の山々を一望できる。

“困ったちゃん”の愛称で親しまれている狛犬。


住所
甘楽町小幡1
営業時間
常時開放
※社務所は土・日曜9:00~16:00。
料金
参拝無料
問い合わせ
0274-64-8320(町商工観光係)
国指定名勝 楽山園
〈滞在時間〉1時間~1時間30分

織田氏が茶道に深い関わりがあったことから、園内には複数の茶室がある。
小幡織田家初代・信雄が江戸時代初期に造営した県内唯一の大名庭園。
池を中心に中島や築山が配された起伏のある見事な庭園には、全国的に珍しい五角形の「腰掛茶屋」などが点在。
庭園と周囲の紅葉山や連石山、熊倉山の借景が織りなす景色も見応えがあり、桜や新緑、紅葉、雪景色と、季節ごとにさまざまな表情を見せる。
また楽山園の周辺には「山田家の喰(く)い違い郭(くるわ)」や「中小路」「松浦氏屋敷」といった歴史的名所が多いため、散策するのもおすすめ。

敷地内の「拾九間(じゅうきゅうけん)長屋」では小幡藩邸のジオラマ展示や映像で同地の歴史を紹介。

園内の高台にあり、休憩しながら庭園を一望できる「梅の茶屋」。

楽山園の周辺には、今なお城下町の面影が残る中小路や武家屋敷が。

茶屋「凌雲(りょううん)亭」では庭園を眺めながら抹茶(干菓子付き400円)をいただける。
住所
甘楽町小幡648-2
営業時間
3月~10月/9:00~17:00 ※11月~2月は16:00まで。
料金
高校生以上300円、中学生以下無料ほか
休み
12月29日~1月1日
問い合わせ
甘楽町 教育課文化財保護係 0274-64-8324

甘楽町内を流れる雄川より取水している、かんがい用の水路。
雄川堰(おがわぜき)とそこから分かれた小堰が武家屋敷地区、町屋地区を通り、北方の水田地帯を潤してきた。
開削の時代は不明だが、江戸時代初期に水の確保が容易なことから織田氏が小幡に陣屋を移し、すでにあった雄川堰を改修したと考えられている。
特に町屋地区は雄川堰を中心としたまちづくりが行われた。
現在は名水百選や疏水(そすい)百選に選定され、春には堰沿いに桜が咲き誇る。

問い合わせ
甘楽町 産業課 0274-64-8320
道の駅 甘楽

農畜産物の直売所や食事処、観光案内所もあるので甘楽に来たらまず立ち寄りたい。
甘楽町の魅力が詰まった道の駅。
駅内には、その日の朝に農家が収穫した新鮮な野菜や甘楽ブランドの加工品のほか各種弁当、オリジナルグッズが並ぶ。
食事処(どころ)「せせらぎ亭」では、キジ肉やもちきびを使った名物「桃太郎ごはん」や「甘楽野そば」といった料理を味わえる。
フードコーナーでは地粉を使用した本格釜焼きピザが人気で、特に地元産の轟(とどろく)みそと旬の野菜をトッピングした「轟みそピザ」は、クセになるおいしさなのでぜひ試してほしい。

駅内には新鮮な農産物や手作り食品、農産加工品、土産物がずらりと並ぶ。地元の野菜や加工品が格安で手に入るのもうれしい。

姉妹都市であるイタリアのチェルタルド市から直輸入したワインなども販売。

ピザは注文が入ってから生地を伸ばして具材を盛り付け、石窯で焼き上げる。

轟みそピザ(1,000円)※季節によって具材変更あり。

江戸時代の草葺き住宅を移築復元した松井家住宅は、休憩所として利用できる。
住所
甘楽町小幡444-1
営業時間
9:00~18:00
休み
1月1日、2月第1火曜、6月第4火曜
問い合わせ
0274-74-5445
織田公公園
〈滞在時間〉30分~1時間

小幡藩主・信雄から信富に至る七代の墓がある史跡公園。
園内には信雄の墓碑、供養塔、織田氏七代の墓が並び、2020年度に墓石を守る御霊屋のほか、あずま屋やベンチ、案内板が新しく整備された。
また園内には静岡県富士宮市の織田信長首塚から枝分けされた柊(ひいらぎ)が植栽されている。
甘楽町の歴史を体感できるこの公園は、地元住民や歴史愛好者の憩いの場として親しまれ、織田氏の足跡を後世に伝える貴重な場所となっている。


住所
甘楽町小幡1416
営業時間
常時開放
料金
入園無料
問い合わせ
甘楽町 産業課商工観光係 0274-74-3131

明治時代後期の建物を活用した古民家カフェ。
1階では淹(い)れたてのコーヒーやこだわり素材を使用したドリンク、ちょっと変わったおやつなどをいただける。
2階の「かんら書斎」はさまざまな講座やイベントも開催。
住所
甘楽町小幡7
営業時間
10:00〜16:00
休み
月曜
問い合わせ
0274-74-6061

大正時代の繭(まゆ)蔵を改装した趣ある資料館。
織田氏や小幡氏ゆかりの甲冑(かっちゅう)、書画、円空仏像を展示しているほか、養蚕文化を伝える絹産業関連の品も多い。
建物は近代化産業遺産や日本遺産に認定されている。
住所
甘楽町小幡852-1
営業時間
9:00~16:30
料金
高校生以上200円、中学生以下無料ほか。
休み
月曜(祝日の場合は開館し翌日休館)、12月29日~1月3日
問い合わせ
0274-74-5957
~上を向いて歩こう~

甘楽総合公園西側の96mの区間に、約480本のカラフルな7色のビニール傘を掲揚するイベント。
太陽の光を受けて地面に映る色とりどりの影も美しく、写真映え間違いなしなのでぜひ足を運んでみて。
期間
6月1日まで
会場
甘楽総合公園
住所
甘楽町小幡747-1
問い合わせ
甘楽町 産業課 0274-64-8320
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