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地域の伝統と食文化を継承
甘楽町秋畑の「那須庵」が新装開店
2024.12.06
WEEKLY TOPIC  甘楽町  西毛

「もりそば」(一合600円~)のほか、「だいこんそば」や「にらそば」(各650円~)なども。 ※写真はもりそば二合。

昨年閉店した甘楽町秋畑那須地区のちぃじがき蕎麦(そば)の館「那須庵」が、新たな運営者を迎え10月5日に営業を再開した。

地場産のそばで地域貢献

店主の貴秋さんは都内のそば店などで腕を磨いた。

「那須庵」は1996年に地域活性を目的に、遊休農地を活用し開かれた「ちぃじがき蕎麦の里」内にある。
この地は古くからそばの栽培が行われてきた“ちぃじがき”と呼ばれる小さな石垣に支えられた段々畑が広がる地域で、標高が高く昼夜の寒暖差が大きいため、栽培されるそばは香りが高く“那須のそばは天下一”と評されてきた。同店は1997年から営業してきたが、運営者の高齢化により惜しまれつつ昨年12月に閉店。
町はその後、地域おこし協力隊として後継者を募っていた。
そんな中、新たに運営者となったのは今年1月に神奈川県から移住してきた山本貴秋さん、のぞみさん夫妻だ。

挽ひきぐるみを使った細めの九割そば。

新たな「那須庵」では、そばとつゆを一新。
夫妻で試行錯誤を重ね、のどごしの良い細いそばを完成させ、つゆには2種類の醤油(しょうゆ)をブレンドすることで深いコクを引き出した。
その味は以前から通う常連からも好評で、毎週足しげく通うリピーターもいるとのこと。

「そばや野菜の栽培にも挑戦したい」と語る山本さん夫妻。

山本さん夫妻は「地域に愛されてきた那須庵の伝統を守りつつ、多くの人においしいそばを味わってもらって地域に貢献していきたいです」と話す。

店内は座敷席からテーブル席に改装。

伝統や文化を継承しながら、食を通じて地域振興を目指す同店。
新たに店を切り盛りする夫妻の熱意と努力が、再び人々に愛される店を作り上げている。

雄川添いにある店舗。

データ
ちぃじがき蕎麦の館「那須庵」

甘楽町秋畑5387-2


11:00~14:30


水・木・金曜、12月7日、8日


9台 ※ちぃじがきの里秋畑那須駐車場。


0274-67-5808


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