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熱気と興奮に包まれる3日間
4日~6日「桐生八木節まつり」復活
2023.08.04
WEEKLY TOPIC  東毛  桐生市

 桐生市本町、末広町、錦町を会場に8月4日~6日、「桐生八木節まつり」が開かれる。全面開催は4年ぶり。

やぐらを囲み盛り上がる八木節おどり
伝統ある鉾の曳き違いは圧巻

 コロナ禍以前は、3日間の合計で約50万人の集客があった同まつり。一番盛り上がるのは八木節おどりで、6か所(4日は5か所)に設置されるやぐらを参加者が囲んで踊る。踊り手は地域団体だけでなく飛び入りも歓迎で、見よう見まねで多くの人が踊り、祭りの夜を盛り上げる。

 また、伝統ある鉾(ほこ)の巡行やみこしの渡御も見所で、中でも注目は本町三丁目、四丁目を舞台に行われる「鉾の曳(ひ)き違い」(5日19時~21時)。三丁目鉾は江戸時代末期の1862年に作られ、高さは7.5m。上部に翁(おきな)の面を着けた源頼朝の人形があることから「翁鉾」と呼ばれる。一方、四丁目鉾は明治時代の1875年に作られ、高さは関東最大級の9.2m。最上部にはスサノオの人形が飾られている。鉾が出会うとお囃子(はやし)の競演が始まり、曳き違う瞬間は圧巻だ。

 ほかにも八木節の旋律が入った曲で踊る「ダンス八木節」(5日)や市内各団体が趣向を凝らして練り歩く「ジャンボパレード」(6日)など多彩な催しが行われる。

4年ぶりの復活に市民の士気高まる

 同まつりは、1656年の記録が残る「桐生祇園祭」が前身。1964年に商工祭、祇園祭、七夕祭や地域の祭礼をまとめ「第1回桐生まつり」として開催された。その後1988年に郷土芸能の八木節を取り入れたことを機に「桐生八木節まつり」と改称した。

 新型コロナウイルスが流行した2020年は中止し、21年、22年は神事や一部の行事のみ開催。同ウイルスが5類に移行したことで今年は全面開催となる。桐生八木節連絡協議会の諏訪郁雄会長は「今年は活動機会が増え、会員も心躍っている。今までの不安を吹き飛ばすにぎやかな祭りにしたい」と意気込む。祭りの熱気と復活の歓喜が入り交じる桐生市最大のイベントに出かけてみてはいかがだろう。

データ
桐生八木節まつり

8月4日(金曜)15:00~22:00、5日(土曜)12:00~22:00、6日(日曜)12:00~22:00 ※各日とも交通規制の実施時間。


本町通り、末広通り、錦町通りほか


入場無料


桐生八木節まつり事務局 0277-43-6908


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