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多彩な創業希望者が日替わり出店
「館林パブリックハウス」が面白い!
2023.02.03
WEEKLY TOPIC  東毛  館林市

 館林駅の近くにある厨房付きシェアスペース「館林パブリックハウス(TPH)」は、飲食店のチャレンジショップとしてビジネスの場所を広く提供している。

飲食店向けのチャレンジショップ
築90年以上の事務所を再活用

 TPHは、合同会社「三手家守舎(みつでやもりしゃ)」が2021年5月にオープンした。創業希望者が週1回~月1回ほどの定期的な出店で経験を積んで、独立を目指すチャレンジショップとなっている。

 同社は、2018年に行われた館林市のリノベーションスクールの参加者4人が中心となって、「駅に近い通りの空き店舗を整備し、街に明かりを灯(とも)そう」と設立。TPHは1929年(昭和4年)造築の事務所を改修した。コロナ禍でのオープンで当初は利用が伸び悩んだが、月2回の説明会「TPH day」や、毎週金曜に地元の女性グループが出店する「金曜マルシェ」などで活動を続けた。昨年後半からはほぼ毎日、出店があるように。内容もカフェや弁当、ワークショップなど多彩だ。

店舗を増設、“卒業生”も続々

 出店者の要望もあり、TPHのある交差点の斜め向かいに菓子製造販売に対応した「館林パブリックキッチン(TPK)」を昨年8月に開設した。12月には出店者のうち「カフェバル パパトール」が栃木県足利市に自身の店をオープンしたほか、独立準備中の出店者もいる。今年1月現在、2施設を合わせて17組の出店者がおり、コロナ禍を乗り越えて活動は着実に前進している。

 三手家守舎の代表社員の1人で、市内で設計事務所を開く中村喬さんは「経営や設備など色々なことに気付ける場を広げていきます。出店者がファンを獲得し、地域のお店として独立してもらうのが理想です」と話す。毎週水曜に飲食店「5次元パーラー ぷらっとHOME」を開く高橋慶晟さん、実香さん夫妻は「まったく別の仕事をしていたので、実際の創業前に経験が積めるのは貴重。多くの人とつながりを得て独立したい」と夢に向かって挑戦中だ。彩り豊かなそれぞれの店舗を訪ねてみて。

データ
館林パブリックハウス

館林市仲町1-10


【HP】https://tph.mitsude.com/
※出店者により営業時間が異なるため、HPからInstagramを参照。
※駐車場は店頭に数台あり。利用できない場合は近隣の有料駐車場へ。
※出店希望者はメールで連絡後、説明会「TPH day」に参加を。

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