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邑楽館林のゴーヤの魅力を伝えたい
大泉高校食品製造研究部の活動
2022.12.16
WEEKLY TOPIC  大泉町  東毛

 邑楽館林地域で生産が多い農産物「ゴーヤ(ニガウリ)」をPRしようと活動を続けてきた県立大泉高等学校の部活動「食品製造研究部ゴーヤ班」。3年生5人の活動を締めくくるレシピコンテストの発表が間もなくオンラインで行われる。生徒のゴーヤにかける思いを聞いた。

コンテストで新たなレシピを募集

 大泉高校食品製造研究部は、2020年に創部。地域の農産品をPRし、消費拡大につなげようと活動を続けてきた。中でも熱心な取り組みを展開したのがゴーヤ班だ。ゴーヤは群馬県が全国4位の生産量を誇り、邑楽館林地域はその中心的産地。メンバーは生産者やJAの聞き取り調査から出荷量が伸び悩んでいることを知り、その理由が調理法や活用方法が限られているためと考えた。

 そこでレシピコンテストを企画し公募。併せて夏の暑さを緩和し、温暖化防止につながるグリーンカーテンコンテストも実施。昨年度と今年度の2度行った両コンテストには延べ38件が集まった。レシピは応募されたものを校内で調理し、同校食品科学科の教諭らを交えて独創性・見栄え・汎用性といった指標で審査した。

 さらに、自分たちも新たな料理の開発やゴーヤの栽培研究など、食品や農業分野に強みを持つ同校の特性を生かす活動を行った。粉末化したゴーヤを練り込んだゴーヤパンを作った齋藤朱音さんは「ゴーヤの苦みが甘みに合うことに気づき、リンゴのコンポートを入れて学校行事で披露したら思った以上に受け入れてもらえ、可能性を感じました」と話す。

クラウドファンディングにも挑戦

 活動に向け、県内の公立高校の部活動としては初となるクラウドファンディングを実施し資金を募った。部員の石塚楓花さんは「都内の人からの支援もありとても励まされました。これまでにない活動をしたことで良い経験になりました」と振り返る。今年度のレシピコンテストの結果は12月末に同校のYouTubeチャンネルで公開される予定。来年はグリーンカーテンとともに、ゴーヤの新たな調理方法を試してみて。

データ
大泉高校 食品製造研究部ゴーヤ班

大泉高校 0276-62-3564


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