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ココルンシティまえばしに新スポット
「PARK SIDE CAFE」が誕生
2022.07.29
WEEKLY TOPIC  中毛  前橋市

 前橋赤十字病院跡地のココルンシティまえばしに7月1日、ベーカリーショップを備えた店内で認知症や介護について気軽に相談できるカフェがオープンした。

前橋の介護福祉事業所が運営
認知症の人や家族支える“居場所”に

 全世代が生涯活躍できるまちを目指し、商業施設や住宅、医療・介護施設などが整備されたココルンシティまえばし。今回、オープンしたPARK SIDE CAFE(パークサイドカフェ)は、こども園や公園が造成された一角に立地する。白を基調としたおしゃれな店構えで、約170㎡の店内には、認知症伴走型支援事業所「iba-sho(いばしょ)」とベーカリーカフェ「プラリネ ロゼ」を併設。食事や休憩に一般利用できるのはもちろん、明るく開放的な空間で認知症について相談できる。

 iba-shoを運営するのは、市内でグループホームや小規模多機能ホームを展開する「NPO法人 三和会」(三俣和哉代表)。三俣代表によれば「認知症になる人は年々増えているが、当人やその家族は周囲に相談できず孤立するケースが多い。ささいなことでも気軽に話せる場所を作りたい」との思いから事業所の設置を決めた。iba-shoでは週に3日、認知症の専門家が相談に応じるほか、継続的な支援にあたる。相談は無料で予約不要、プライバシーに配慮して個室も完備した。認知症伴走型支援事業は昨年から国が進める事業で、市町村から委託を受け運営するのは県内で初めてという。

NPO法人 三和会の三俣和哉代表

無添加にこだわった80種類のパン

 プラリネ ロゼは、高崎市の人気ベーカリーショップが手掛ける。無添加にこだわった焼きたてパンを約80種類そろえるほか、フードやドリンクメニューも多彩に用意した。中でも、注文を受けてから作るバーガーや、さまざまなパンの食感が楽しめるフレンチトーストがおすすめという。

 三俣代表は「認知症の人や高齢者、障害者、子供、パパ、ママ、皆の笑顔が集まる場所にしたい」と意気込む。今後は、ココルンシティまえばしに出店する店や団体と連携したイベント開催にも取り組む。話題の新スポットへぜひ足を運んでみて。

データ
PARK SIDE CAFE

前橋市朝日町3-21-11-2(ココルンシティまえばし内)


iba-sho/月・水・金曜の10:00~15:00
プラリネ ロゼ/9:00~19:30(無休)


iba-sho 080-2721-3240


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