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豚ホルモンの発祥を描くまち映画
高崎芸術劇場で8月8日、9日公開
2022.07.21
WEEKLY TOPIC  西毛  高崎市

 豚のホルモン焼きの発祥を題材にしたまち映画「泣いて笑って豚ほるもん~LEGEND OF HORUMON IN GUNMA~」が、8月8日と9日に高崎芸術劇場で上映される。

映画でまちや業界を盛り上げたい
県内の食肉関連会社が出資し製作

 同作は、豚ホルモンの発祥とされる高崎市の「金華(きんか)亭食品」創業者、故・井上光敏さんの実話を基にしたストーリー。昭和30年代の高崎にタイムスリップした、主人公でグルメ雑誌の新人記者・美濃遥海(秋山紗良さん)が、当時の人々の人情に触れながら豚ホルモンの発祥に立ち会う様子を描く。

 映画は、食肉加工などを行う株式会社オルビス(高崎市)の大熊章之社長と、下仁田放送株式会社の十川貴浩社長、株式会社至誠堂(下仁田町)の大井田健一社長が2年前に企画。豚ホルモン発祥の地・高崎としての認知度向上と、食肉業界の振興を目的に、県内の食肉関連会社などで製作委員会が組織された。

ロケ地から音楽までオール群馬製作

 メガホンを取ったのは、県内で数多くのまち映画を撮影してきた藤橋誠監督。原作は2016年の高崎まち映画に続き十川社長が書き下ろした。主要キャストは昨年実施したオーディションで選ばれた県内在住者ら25人。コロナの影響によるスケジュール変更を乗り越え、昨年12月~今年3月に高崎市や下仁田町などで撮影が行われた。

 群馬県ゆかりのアーティストによる音楽にも注目だ。昭和30年代を描く過去パートでは、ロックバンド「ROGUE(ローグ)」のボーカリスト・奥野敦士さんによる「想い出のはじまり」、現代パートでは、安中市出身のシンガーソングライター・KIE Anderson(キエ アンダーソン)さんの「いただきます」が映画を盛り上げる。音楽監督はROGUEのギタリスト・香川誠さんが務めた。

 十川社長は「豚ホルモンのルーツが高崎にあることや、そのおいしさを多くの人に知ってもらえたらうれしい」と語る。この夏は、郷土の食文化を知るまち映画を楽しんでみては。

データ
「泣いて笑って豚ほるもん ~LEGEND OF HORUMON IN GUNMA~」公開

8月8日、9日の各日18:00、20:30上映開始
※18:00の回は出演者らの舞台あいさつあり。


高崎芸術劇場 スタジオシアター


高崎市栄町9-1


1,000円
※同劇場での販売は、電話(027-321-3900)7月31日まで、窓口8月7日まで。そのほか、高崎市内の9施設で販売中。当日券の有無は同劇場に問い合わせを。


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