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映像と音楽で幻想的な村を生み出す
16日から「チバームランド」初開催
2022.07.01

「Chibaum森のまもり神」。

 みなかみ町の「ちばむらオートキャンパーズリゾート」は、林の中や建物に映像作品を投影する「光の切り絵ナイトウォーク チバームランド」を7月16日から開く。

自然を生かした新たな魅力創出

 同施設は、約50年にわたって千葉市が運営していた保養施設「高原千葉村」を前身とするキャンプ場。2019年にみなかみ町に譲渡され、ノルン水上スキー場などを運営する群馬スノーアライアンス株式会社が同町と公有財産貸付契約を結び、整備を行い2021年にリニューアルオープンした。

 キャンプ場や雪遊び施設として運用する中で、観光施設として別の利用方法がないか模索していたところ、光の切り絵アーティスト・酒井敦美さんの作品を知った。風景や空間をキャンパスに切り絵を投影する酒井さんの作品は、柔らかさや温かさが持ち味。キャンプ場で投影できれば、豊かな自然と長年親しまれた建物を生かした新たな魅力につながると考え、同社はイベント開催に向けて動き出した。

架空の村の風景や住人を映す
音楽にはみなかみの水音や鳥の声も

 キャンプ場内に光と音楽で作り出した架空の村「チバームランド」を歩いて回る同イベント。森の中の木々に鳳凰(ほうおう)を投影し、実際にいるかのように漂う姿が見られる「Chibaum森のまもり神」や、キャンプ場内の建物がダンスホールのように見える「風鳴館-dance hall-」など8つの作品が並ぶ。会場に流れる音楽は、国内外で活躍するミュージカルソー(楽器用の西洋のこぎり)奏者で作曲家のサキタハヂメさんが担当。みなかみ町で録音した鳥や虫の声、水や風の音を使ったオリジナル曲が、来場者を作品世界へ誘う。

 観覧時間は45分~60分。会場内の起伏は緩やかで、子供や高齢者も楽しめるという。野村忍支配人は「みなかみの自然の中で映像と音楽が織り成す世界を、ぜひご覧ください」と呼びかける。キャンプやアクティビティーを楽しんだ後に、夜にだけ現れる幻想的な世界に迷い込んでみては。キャンプ場利用者は入場無料。前売り券は公式HPで販売中。

星があふれる「いのり星の木」。

オーロラのようにゆれる光。

データ
光の切り絵ナイトウォーク チバームランド

7月16日~10月30日の金〜日曜、祝日
19:00~21:00 少雨決行、荒天中止
※7月23日~8月21日は毎日開催。


ちばむらオートキャンパーズリゾート


みなかみ町相俣2325


前売/大人1,800円、高校・大学生1,500円、小中学生800円、未就学児無料
※当日券もあり。


イベント専用電話 080-8374-9419


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