群馬よみうり
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TOPIC
一風変わった年越しはいかが?
明るいうちに突ける“除夜の鐘”
2021.12.23
WEEKLY TOPIC  東毛  桐生市

宝徳寺で過去に行われた「除日の鐘」の様子。老若男女が鐘を突こうと列を成す。

 年末の風物詩、除夜の鐘。大みそかの夜に突くのが一般的だが、近年は年配者や子供に参加してもらおうと、昼間に行う寺院が増えている。こうした取り組みを行う、東毛地域の2か所の寺院を紹介する。

桐生 宝徳寺は昼の実施7年目
飲食店の出店や限定御朱印も

 秋の床もみじで知られる桐生市の宝徳寺では、毎年大みそかに「昼間に撞(つ)く除日(じょじつ)の鐘」を実施している。金子英宗住職が考案して2015年に始めたもので、毎年多くの参拝者が訪れ、「暖かく参拝しやすい日中に鐘を突けるようになって良かった」と好評だという。

 当日の31日は、焼きまんじゅうやコーヒーなどを販売するキッチンカー3台が境内に出店。毎年人気の大みそか限定御朱印(1,000円)は今年と来年のえとをイメージし、丑(うし)から寅(とら)へバトンが渡されるほのぼのとしたデザインだ。直書きの場合は同寺公式サイトから事前予約が必要だが、書置きのものは予約不要で拝受できる。金子住職は「老若男女、皆さんおそろいでいらしていただき、笑顔で楽しく大みそかを過ごしてください」と話す。

邑楽 大信寺は昼と夜の2部制

 邑楽町にある大信寺は、コンサートを開催したり、境内に子供が遊べるミニ鉄道を設置したりと、地域に愛されている寺院。同寺では毎年大みそかの23時から参拝者が鐘を突いていたが、幅広い世代に参加してもらおうと、2017年から昼と夜に54回ずつ突く取り組みを始めた。

 昼は子供や年配者を中心に20歳代の若者も参加。過去の参拝者からは「夜遅くの鐘突きには来られなくて、初めて参加できて感動している。良い年を迎えられそう」といった声も。夜にも実施するので、例年参加していた人もこれまで通りに鐘を突きに来ている。

 今年は、恒例の甘酒やコーヒーの振る舞いは中止となるが、岡田真幸住職は「1年の最後に鐘突きをして、すがすがしい新年を迎えましょう」と呼び掛ける。今年の大みそかは一風変わった“除夜の鐘”を突き、1年を締めくくってみてはいかがだろう。

鐘を突く大信寺の岡田住職。鐘楼は1995年、檀家により寄進されたもの。

大信寺の本堂。現在の建物は1987年に再建された。邑楽七福神巡りの布袋尊の寺院でもある。

データ
昼間に突く「除夜の鐘」
宝徳寺

桐生市川内町5-1608


10:00~16:00


0277-65-9165


大信寺

邑楽町篠塚3999-2


13:00、23:00開始、各54回


0276-88-2062


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