オフィス用品の販売などを行う株式会社アサヒ商会（高崎市）は、かつて同市に存在した遊園地「カッパピア」をモチーフにした文具を、明日7日10時に数量限定で発売する。同社が運営する文具店「Hi-NOTE」の3店舗（高崎店、前橋店、伊勢崎店）とオンラインストア、観音山公園内「ピッピのおうち」で購入できる。

　カッパピアは高崎市の観音山丘陵にあった遊園地。1980年代後半には売上高のピークを迎え多くの来場者でにぎわったが、2003年に惜しまれながらも閉園。開業から41年にわたり、多くの高崎市民に愛された。跡地には現在、ユニークな遊具が並ぶ「ケルナー広場」やプールなどがある観音山公園が整備されている。

　今回の文具の発売は、創業から73年間、高崎市を拠点に事業を展開してきたアサヒ商会が「地元の人たちに何か恩返しを」と企画した。Hi-NOTEの主な顧客層は30歳代～40歳代の主婦層。同社広報担当の髙橋圭子さんは「子供の頃にカッパピアを楽しんでいた方たちに懐かしんでもらい、お子さんとの会話の種にしてくれればうれしい」と話す。また、売上金の一部はケルナー広場を運営する「NPO法人 時をつむぐ会」に寄付される予定だ。

　発売される商品は、クリアファイル、ミニレターセット、マスキングテープなどの全7種類で、価格は200円～400円台が中心。ジェットコースターのループからのぞく白衣大観音や、実在した遊具などが柔らかいタッチのイラストで描かれている。中には当時の遊具の配置を再現した、園全体のイラストをあしらった商品も。カッパピアを知る友人や家族に、思わず見せたくなるようなアイテムばかりだ。また、文具の発売記念企画として、Twitter上で「#カッパピアと私」を付けて思い出を語る投稿を8月31日まで募集中。高崎市民の思い出が詰まった文具で、当時に思いをはせてみては。

住所

高崎市問屋町2-8-1

営業時間

10：00～20：00

休み

無休 ※臨時休業あり。

問い合わせ

027-363-1112

【オンラインストアURL】https://hinote.stores.jp/