群馬よみうり
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豊かな自然の中でリフレッシュ
密を避けて楽しむ「赤城山」に注目
2021.01.08
WEEKLY TOPIC  中毛  前橋市

 群馬県を象徴する上毛三山の一座・赤城山。現在、新型コロナウイルス感染症の影響で観光事業や催事に大幅な制限がかかっているが、県中央部に位置する広大な山域を舞台に密を避けた余暇の過ごし方が注目されている。

自転車で地元再発見の旅が好評
赤城アンバサダーの活動もスタート

 赤城山では、自治体をまたいで自然を生かした環境教育や観光事業を行う「DMO・NPO法人 赤城自然塾」が活躍している。同塾は今年度、自転車で赤城山を一周する約100kmのコースを設定。このコースで10月~11月に行ったスタンプラリーには250人余りが参加し、風を受けながら赤城の景色を満喫した。

 赤城自然塾は2019年から高性能電動アシスト付きスポーツサイクル「e-Bike」のレンタルやツアー事業を行っている。同事業は、前橋市が進める地域の食や農産物、歴史、文化、自然を大切したまちづくり「前橋・赤城スローシティ」構想にも沿う取り組みだ。同法人の下田昭一事務局長は「自転車で地域を巡ると、自動車では通り過ぎてしまう景色や建物に目が留まりやすい。そこから新たな発見をしてもらえるはず」と話す。ほかにも、普段は立ち入りができない赤城白樺牧場での「秘密の絶景ツアー」を地元と協力して実施(こちら)、赤城山を応援する「AKAGIアンバサダー」を募って活用を検討する実証事業などを始めている。

仮想ランニング大会に550人参加

 一方、昨年8月に(公財)前橋市まちづくり公社が主催した「あかぎ大沼バーチャルトライアル」には550人が参加した。ランナーは決められた期間に大沼湖畔周回コースを訪れ、アプリを起動したスマートフォンなどを使ってタイムを計測。後日、大会事務局が集計して順位を発表した。多くのマラソン大会が中止される中、新たな手法として話題になった。

 赤城山だけでなく、群馬県は豊かで広大な自然に恵まれている。足元の価値を見直すことで、コロナウイルスと共にある時代に合わせた楽しみ方を見いだせそうだ。

データ
密を避けて楽しむ「赤城山」に注目

【AKAGI e-Bike レンタル】

①前橋市大胡支所
②上毛電鉄大胡駅
③県立赤城公園ビジターセンター
④わたらせ渓谷鐵道(てつどう)水沼駅
※③は冬季休止。


2時間2,000円(学生1,500円)~


利用日2日前の15:00までに申し込む


NPO法人 赤城自然塾 027-212-2611


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