群馬よみうり
群馬を楽しむ情報マガジン「タウンぐんま」


WEEKLY
TOPIC
前橋発「幸せのベンチ」設置広がる
120基が高齢者の外出をサポート
2024.03.01
WEEKLY TOPIC  中毛  前橋市

 高齢者が生きやすいまちを目指し、まちなかに休憩できるベンチの設置などを行う前橋発の事業「黄色でツナガルプロジェクト」。ベンチ設置の活動は、市内はもちろん市外や県外にも広がり、その数は120基を超えた。

きっかけは1人の高齢者の相談事から

 同プロジェクトは「前橋市地域包括支援センター桂萱(かいがや)」が主導し、高齢者の介護予防や生活の質の向上を目的とした4つの事業を展開している。中でも主軸になっているのが「幸せのベンチ」で、外出する際の休憩場所として黄色く塗ったベンチをまちなかに設置する活動だ。

 始まりは2019年、同センターが高齢者から「外出の際に休憩できる場所がないと不安」という相談を受けたことだった。翌年9月に助成金を活用し、前橋市江木町をモデルエリアに15基のベンチを設置。ベンチは遠くからでも目立ち、幸せを象徴する黄色で塗った。当初から利用者が多く、ベンチに座る高齢者と地域の小学生が交流する場面もあり、移動支援だけでなく「憩いの場」という役割も果たしている。

 以降は活動に賛同した企業や団体が費用(1基約2万円)や設置場所を提供し、1年後には前橋市内に約80基が設置された。ベンチは地域の中学・高校生や大学生がベンチキットで組み立てるほか、塗装するイベントが開かれることもあり、ベンチをきっかけに地域のつながりも生まれた。現在は高崎市や渋川市、東京都北区にも広がり、約90の企業と団体が協力している。

地域の「つながり」生むプロジェクト

 ベンチから始まったプロジェクトは事業を増やし、まちなかの店舗で誰でも気軽に参加できるサロン「黄色いリボン」、前橋東看護学校の学生が高齢者の買い物の手伝いをする「黄色いエコバッグ」、毎週水曜に食の駅で出張介護相談窓口を設ける「黄色いポット」を定期開催している。

 同支援センターの森下達也さんは「プロジェクトが人をつなぎ、支え合う地域づくりのきっかけになれば」と話す。“黄色いベンチ”を目にしたら、改めて地域の支え合いを考えてみては。

GENKI NEXT 前橋上泉町のベンチ

データ
黄色でツナガルプロジェクト

前橋市地域包括支援センター桂萱


027-264-0808


【HP】https://www.hoxon.net/test2/index.html
※ベンチの設置場所はHPで公開中。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

エリア別 WEEKLY TOPIC

西毛 中毛 東毛 北毛 その他

WEEKLY TOPIC アクセスランキング

DAILY WEEKLY TOTAL

キーワード

タウンぐんま公式 facebook
特集
秋を楽しみたい全ての人に
シリーズ:スポーツ[ゴルフ]


タウンぐんま公式facebookいいね!を押して旬で役に立つぐんまのニュースをゲットしよう!
© Gunma Yomiuri All rights reserved.