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前橋市の温泉施設がリニューアル
体のケアも考えた「医王薬師の湯」
2023.12.22
WEEKLY TOPIC  中毛  前橋市

 前橋市の群馬大学荒牧キャンパス近くの温泉「前橋温泉クア・イ・テルメ」(源泉名「医王薬師の湯」)が12月4日、リニューアルオープン。より利用しやすくなって新たなスタートを切った。

整形外科医の父が創業
長女が引き継ぎより良く改修

 1999年、整形外科医の滝澤幸男さんが創業した前橋温泉。医師として温泉の効果に注目し活用しつつ、誰でも入れる日帰り温泉として開放していた。滝澤さんの長女で、併設する「前橋温泉クリニック」院長を務める岩波佳江子さんが引き継ぎ、より良い場所にしようと改修を行った。

 2か月あまりの改修期間を経て、複数の内湯がある浴室は、洗い場のカラン数を調整し、天井を塗り替えてより明るい雰囲気に。男女それぞれの更衣室やロッカーも、現代のニーズに合わせて入れ替え、サウナの木材部分も新しくした。営業を再開した4日には、常連客はもちろん、初めて来たという人も、それぞれリフレッシュしていったという。

今後も楽しく癒やされる場に

 「医王薬師の湯」の泉質はナトリウム─塩化物温泉。「アブラ臭」などといわれる独特の香りと褐色を帯びた湯の色が特徴だ。塩分を多く含んでいるため湯冷めしにくい。血行を促進する効用を、整形外科医の視点から、さらに工夫している。

 例えば、比重が大きい温泉なので普通のお湯より浮力が働き、足腰への負担が少なくなるのを生かし、運動浴専用の深くぬるい浴槽を設けている。41度の大浴槽も通常よりやや深めで、交互に入ればより血流も良くなるという。こうした使い方を知らせる看板もリニューアルに合わせ新たに設置した。他に、マッサージ効果のある気泡浴などを備える。

 岩波さんは「寝たきりにならず楽しく生きる時間を増やす、というアンチエイジングの考え方を、温泉を通して感じてもらえたら」と話す。レストラン「キッチン風の穂」では、グルテンフリーのメニューや糀(こうじ)を使った味付けなど、こちらも健康志向(営業時間は確認を)。本格的な冬を迎え、“熱の湯”に体を癒やしに出掛けてみて。

データ
前橋温泉クア・イ・テルメ 医王薬師の湯

前橋市関根町2-10-1


10:00~22:00(最終入館21:30)


3時間で一般850円、小学生以下400円


毎月第4火曜(12月26日は営業し、2024年1月1日休み)、レストランは毎週火曜


027-233-0202


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