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明和町自慢のシクラメンがずらり
24日まで シクラメンまつり開催中
2023.12.08
WEEKLY TOPIC  明和町  東毛

 冬の鉢花の代表ともいえるシクラメンが特産の明和町。24日まで、各生産者の園芸ハウスでシクラメンを直売する「シクラメンまつり」を実施中だ。

ボリュームある葉と花が魅力

 明和町では毎年出荷のピークを迎える11月下旬~12月下旬、町内外に魅力を伝えようと町を挙げてPRに取り組んでいる。地元高校生によるシクラメンPR隊が活動したり、直売所まで続く道にのぼりを立てたりして、祭り気分を盛り上げている。

 同町でシクラメンの栽培が始まったのは、1960年頃。現在は7軒の農家が栽培している。研究を重ね、栽培期間中の夏の酷暑に耐えられるよう技術を高めてきた。さらに同町のシクラメンは葉の数が多いのが特徴で、葉1枚につき花が1つ付くため、花数も多い。

 葉、花ともにボリュームがありながら引き締まったかれんな姿は、見る人を魅了する。同町の生産者が育てたシクラメンは、全国や県の品評会で受賞するなど評価が高く、町の自慢だ。

多彩な色と花びらの形
お気に入りの1鉢を見つけて

 園芸ハウスの中に入ると、色とりどりのシクラメンがずらっと並ぶ。花色はオーソドックスな赤やピンクのほか、白や2色、グラデーションなど多彩だ。さらに、花びらもストレートからウエーブがかったものまである。各直売所ではグリーンのジャンパーを着たスタッフが、客の好みなどを聞きながら花選びや世話の仕方のアドバイスをしている。

 生産者によって育てている品種や花の色に違いがあるので、複数の直売所を回ってお気に入りの1鉢を見つけるのもおすすめ。約30品種8,000鉢を栽培している、折原園芸の折原孝昌さんは「今年の夏は暑すぎて成長が遅れ、ヒヤヒヤしました。それを耐え抜いた丈夫なシクラメンです。花は、きちんと世話をすれば5月の大型連休くらいまで楽しめます」と話す。

 価格は1鉢700円~7,000円。冬の贈り物はもちろん、今年1年頑張った自分へのご褒美に、お気に入りの1鉢を見つけに出かけてみては。

生産者の折原孝昌さん

データ
シクラメンまつり

12月24日(日曜)まで 9:00~16:00


明和町シクラメン生産者直売所


明和町千津井、江口


明和町 産業環境課 0276-84-3111


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