「第19回東京蚤の市」のようす

　今年3月に前橋中央通りに「手紙舎 前橋店」をオープンした「株式会社 手紙社」の人気イベント「東京蚤（のみ）の市」。その前橋版が9月9日、10日、同店向かいの前橋中央イベント広場で開催される。

　古き良きものを愛する人に向け、手紙社が声をかけた店舗や作家が集まる展示販売会「東京蚤の市」。都内ほか関西や札幌でも開催し、多くの来場者を集める人気イベントだ。

　手紙社は群馬県出身の北島勲さんが2008年に設立。東京などで雑貨店やカフェを運営するほか、クリエイターを集めたイベントが女性を中心に支持されている。前橋店はポストカードや包装紙などの紙雑貨と、サンドイッチやビールを販売している。今回は前橋店のオープンをきっかけに、「小さな前橋蚤の市 vol.1」を企画。「小さな」が付いているのは、地域に根付きながらステップを踏み、成長させたいという考えから。実行委員長を務める手紙社の長澤一生さんは、「地域の皆さんと協力して定期的に開催したい」と話す。

　当日は古道具や雑貨、飲食など同社が太鼓判を押す約20店が参加。県内が約半数、これまで東京蚤の市の出店歴がある栃木県の店舗などが約半数の構成だ。例えば、古道具や雑貨では下仁田町の「古道具・熊川」や、桐生市のアウトドアと旅のコンセプトショップ「Purveyors（パーヴェイヤーズ）」、栃木県鹿沼市の生花店「hanadocoro enn（ハナドコロ エン）」など。飲食では東京蚤の市で人気のハム工房「成城・城田工房」、栃木県の「日光珈琲（コーヒー）」ほか、手紙舎 前橋店もクラフトビールを販売する。

　展示販売のほか、ハープとギターのデュオ「tico moon（ティコムーン）」によるライブステージや、パントマイム・パフォーマンスといった、来場者が楽しめる工夫も。また、会場周辺の商店街を歩いてもらおうと「西洋亭 市」や「monsoon donuts（モンスーン ドーナツ）」を巡るスタンプラリーも企画した。「9日は前橋駅北口周辺でフードとお酒のイベント・前橋バルストリートも実施されます。蚤の市が駅前から商店街へ足を運ぶきっかけになれば」と長澤さん。今後“大きく”育つ、新たな“めぶき”を楽しみに出かけてみて。

tico moon

日時

9月9日（土曜）12：00～19：00、9月10日（日曜）10：00～17：00 ※雨天決行、荒天中止。店舗により単日出店あり。

会場

前橋中央イベント広場

住所

前橋市千代田町2-8-21

料金

入場無料

問い合わせ

イラストとビールとサンドイッチ 手紙舎 前橋店 Instagram【アカウント名】tegamisha_maebashi

【URL】https://www.instagram.com/tegamisha_maebashi/

※自動車での来場は周辺の有料駐車場の利用を。