長野県軽井沢町に3月1日、木々の中で交流を育むコミュニティ施設「Karuizawa Commongrounds（カルイザワ コモングラウンズ）」がグランドオープンする。

　同施設は、TSUTAYA・蔦屋書店などを展開する書店チェーン「カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社（CCC）」が設置する。中軽井沢駅の南西、鳥井原地区にある、青山学院中軽井沢寮の跡地を活用した。敷地内の木々を残しながら、既存の5棟と新設した5棟の計10棟が約1.2haの敷地に配され、建物は森の中の雰囲気にマッチしたウッディな外観だ。

　CCCは、新刊本を扱う大型書店がなくなっていた軽井沢町内に2018年、「軽井沢書店」（同町軽井沢）を開店。働き方の変化で移住者や2拠点生活者が増える中、これからの軽井沢のライフスタイルを発信し、地域交流につながるコミュニティ施設として「Commongrounds」を立案した。同跡地を取得すると、2020年に第1弾としてシェアオフィスを設置し、インターナショナルスクールを誘致。その後、グランドオープンに向けて準備を進めてきた。

　3月1日には「軽井沢書店 中軽井沢店」や、栃木県黒磯市発祥のカフェ「SHOZO COFFEE」、高崎市に系列店舗「RK LOOF」を構えるレストラングループによる惣菜店「RK DAYS」など、個性豊かな全8店が営業を始める。それぞれの店が持つ個性や哲学を感じ取れる場にもなりそうだ。

　一方、再生可能エネルギーの活用を目的に、中部電力ミライズ株式会社と協力。太陽光発電とEV（電気自動車）を組み合わせた電力効率化への取り組みもエリア内で行う。「地域に住む人たちへの生活提案を核に、さまざまな発見や経験ができる施設」を目指すという。

　3月の訪れとともに、軽井沢にできる新しいスタイルのコミュニティ施設に出掛けてみよう。

《入居テナント》
※テナント各店の問い合わせ先や営業時間、休みはそれぞれ異なるのでHPを参照。

◆ワインショップ「aVin bio wine shop Karuizawa」
◆インターナショナルスクール「EtonHouse International School Karuizawa」
◆そば店「OSOBAR」
◆朝食・昼食「PUBLIC食堂」
◆惣菜「RK DAYS」
◆カフェ「SHOZO COFFEE」
◆薫製・調味料「軽井沢いぶる」
◆書籍「軽井沢書店 中軽井沢店」

住所

長野県軽井沢町長倉鳥井原1690-1

問い合わせ

軽井沢書店中軽井沢店／0267-46-8590

【HP】https://store.tsite.jp/karuizawa-cg/