神業ミュージアム名誉館長のヒロミさん

　BS日テレの特別番組「発見! ニッポンの神業スペシャル! 」と連動し、桐生市で11月6日まで開催中の体験型ミュージアム「ニッポンの神業ミュージアム」（BS日本主催）。会期の後半となる9月以降も、さまざまな展示やイベントが目白押しだ。

　ミュージアムは、桐生市内の「ギャラリー禅林」「有鄰館」をメイン会場に、今年の6月にスタート。日本の伝統技術を4回にわたり放送する同番組（第4回は9月23日放送）にちなみ、市内各所で伝統技術をテーマにした催しが開かれている。

　9月には、番組MCでミュージアム名誉館長を務めるタレントのヒロミさんの出身地・東京都八王子市に関連した展示を開催。桐生織物記念館で行われる「織都（しょくと）・桐生×桑都（そうと）・八王子展」（9月6日～11日）では、織物で栄えた両市の歴史や互いの関わりを紹介する。7日はヒロミさんも展示を見学し、本県出身のJOYさんや大島璃乃さんとトークイベントを行う（12時開始、MEGAドン・キホーテ桐生店1階コンコース）。トークイベントへの参加は整理券が必要で6日10時〜17時、7日10時に同館2階で配布する（先着順）。

桐生織物記念館の常設展示

「八王子紋ウール着物」昭和34年製造 八王子織物工業組合所蔵

　さらに、11日には有鄰館で刀剣3振りを同時公開する。1591年から桐生新町の整備に尽力した八王子出身の役人・大野八右衛門の太刀「御蛇丸（おじゃまる）」（東京都府中市・大國魂（おおくにたま）神社蔵）を始め、桐生市の刀匠・工藤将成さん作の日本刀、ヒロミさんが製作に携わった刀を展示する。

　ほかにも、今年9月10日に制定される「球都桐生の日」にちなんだ高校野球関連の展示（9月10日～19日、ギャラリー禅林）や、市内の高校生による書道や和太鼓のパフォーマンス（10月末予定）も実施。

　BS日テレのエグゼクティブプロデューサー・芦澤英祐さんは「桐生にはこれだけすごい人がいて、技術が息づいているんだ、という発見につながればうれしい」と語る。この秋は、世界に誇れる伝統技術を感じに、桐生のまちへ出かけてみよう。

「御蛇丸」東京都府中市・大國魂神社蔵

ヒロミさんが製作に携わった刀

日時

桐生×八王子展／9月6日～11日
刀剣公開／9月11日 各10：00〜17：00

会場

桐生×八王子展／桐生織物記念館
刀剣公開／有鄰館

住所

桐生織物記念館／桐生市永楽町6-6
有鄰館／桐生市本町2-6-32

料金

無料

問い合わせ

kamiwazamuseum@gmail.com

【HP】https://kamiwaza-m.jp/