プロ野球独立リーグ「ルートインBCリーグ」が明日3日に開幕する。同リーグに加盟する群馬ダイヤモンドペガサスは10日に開幕戦を控え、3度目の日本一に向けて士気が高まっている。

　BCリーグは日本野球機構（NPB）とは別に組織されたプロリーグで、現在は12チームが加盟している。今季は東地区、中地区、西地区に分かれて実施。ペガサスは福島レッドホープス、新潟アルビレックスBC、信濃グランセローズとともに中地区に入り、中地区と東地区のチームを相手に全70試合を戦う。

　ペガサスは2008年から同リーグに加盟し、1年目で地区優勝を果たすと、以降4度のリーグ優勝、2度の日本一を達成。しかし、2019シーズンは地区優勝にあと一歩届かず、昨季は地区チャンピオンシップ進出を逃すなど、悔しい結果が続いた。

　3年ぶりの日本一を目指す今季は、練習生を含めて過去最多の19人の選手が新加入。チームスローガンに「競争」を意味する「competition（コンペティション）」を掲げ、高い競争意識を通してレベルアップを図る。攻は、昨季のリーグMVP・速水隆成捕手や、長年チームを支える井野口祐介外野手の主砲を軸に、奥村光一外野手、霜田渓外野手といった新加入選手も台頭。3月12日のオープン戦初戦では埼玉に12対1で大勝し、牧野塁監督は「バットがよく振れていて、いい状態」と評価する。投は2019年リーグ最多勝のエース・青栁正輝投手らに、長身を生かした速球が武器の森祐樹投手ら新戦力が加わった。

　牧野監督は「新加入選手もいいアピールをしているので、どの選手を使おうか迷うのがうれしい悩み。ファンの皆さんに元気になってもらえる試合をしていきたい」と話す。今季からキャプテンを務める工藤陽平外野手は「群馬の皆さんの期待に応えられるよう、勝ちに貪欲になって日本一を目指したい」と意気込む。

　5月には読売巨人軍三軍との交流戦も予定されている。シーズン終了の9月まで、新しく生まれ変わったペガサスの熱戦に注目だ。

【HP】https://d-pegasus.com/

《4月のホーム試合日程》

4月10日（土曜）　13：00　vs新潟アルビレックスBC
4月18日（日曜）　17：00　vs福島レッドホープス
4月29日（木曜、祝日）　13：00 　vs信濃グランセローズ
【会場】高崎市城南球場
【料金】全席自由 大人1,500円、小中学生500円、未就学児無料

※チケット販売サイト「イープラス」または試合当日に球場チケット売り場で購入可能。
※新型コロナウイルスなどの影響により、試合日程や観客受け入れ体制が変更になる場合あり。