「二度美味しい油淋鶏 国産鶏×正田醤油」。店内飲食、テイクアウトともに580円で、＋120円でお弁当（テイクアウトのみ）、＋200円で定食（店内飲食のみ）にできる。

　館林市で秋に行われた「第1回『家でも店でも楽しめるグルメ総選挙』」の結果が7日に発表され、「城町食堂」の「二度美味しい油淋鶏（ユーリンチー） 国産鶏×正田醤油（しょうゆ）」が初代グランプリに輝いた。

　同選挙はコロナ禍で売り上げが減少した市内小売店を盛り立てようと、館林商工会議所が9月15日～11月15日に初開催したもの。同会議所が毎年行っていた「激辛・激甘・激冷グルメ総選挙」を一新し、テイクアウトメニューを対象にした。今回は市内40店舗から40品がエントリー。対象メニューのうち2品を食べると1票を投票できる仕組みで、総投票数は851票を数えた。

　城町食堂は同市出身のオーナー、谷田川明慶さんが2018年にオープン。地元の食材を中心に使用し、ランチには定食やカレー、14時からのカフェタイムにはパンケーキ、ディナーにはカジュアルイタリアンとしてパスタなどを提供している。夏には店舗前にカラフルな傘を懸垂するなど、「おいしくて楽しい」がコンセプトだ。同店は昨年の総選挙でも審査員特別奨励賞を受賞。谷田川さんは「自分の店が頑張ることで、他の店や町も盛り上げられる」と、優勝を目標に今年も参加を決めた。

　今回グランプリに輝いた「二度美味しい油淋鶏 国産鶏×正田醤油」は同店で人気の唐揚げにソースを別添えした一品で、総選挙用に開発したメニュー。鶏肉は2度揚げして衣はカラッと、中は余熱でジューシーに仕上げている。ソースは別添えすることで、テイクアウトでも衣の食感が残るようにした。通常の唐揚げと、ソース付きの2パターンが楽しめる。

　谷田川さんは「スタッフ全員で勝てたことがうれしい。選挙は終わったが、飲食業界の厳しい状況に変わりはないので、これからも館林のグルメを盛り上げていきたい」と語る。城町食堂の工夫と思いが詰まった一品を、ぜひ一度ご賞味あれ。

広々とした座敷のほか、カウンター席、テーブル席を備える。内装はスタッフの手作り。

周囲の緑になじむシックな外観。

住所

館林市城町1-1（市役所敷地内）

営業時間

平日／11：00～22：00（L.O.21：30）
土曜、祝日／11：00～18：00（L.O.17：00）

休み

日曜、12月30日～1月3日

問い合わせ

0276-55-1480