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地域が守り継いだ歌舞伎舞台
「創建200年祭」を来週開催!
2019.10.25
WEEKLY TOPIC  中毛  渋川市

 赤城山の麓に位置し、のどかな田園風景が広がる渋川市赤城町。同町の上三原田地区にある「上三原田の歌舞伎舞台」は建造から今年で200年を迎え、11月2日、3日に「創建200年祭」を開催する。

からくりを駆使した歌舞伎舞台

 同舞台は1819年、地元出身の水車大工・永井長治郎によって建築された農村歌舞伎舞台で、普段は小屋のようなたたずまいだが、公演時には様子が一変。板壁を倒し、舞台を2倍以上に広げる「ガンドウ機構」や、舞台に奥行きを出す「遠見機構」、平舞台を回す「柱立式廻転機構」、天井と奈落の双方から“二重”と呼ばれる小舞台を上げ下げする「セリヒキ機構」の4つのからくりを駆使して歌舞伎舞台へと変貌を遂げる。中でも小舞台を回しながら上下できるセリヒキ機構は全国唯一で、こうした江戸時代の歌舞伎円熟期のからくりが残ることから、1960年に国指定重要有形民俗文化財に指定された。また、舞台機構の操作技術は選択無形民俗文化財に選ばれており、演目が始まると平舞台、天井、奈落に配置された80人が拍子木の音を合図に操作を行う。その技術は現在、上三原田地区の住民によって結成された「上三原田歌舞伎舞台操作伝承委員会」が継承している。

節目を祝う多彩な演目
次の200年へ新たな取り組みも

 来月行われる祭りに向け、同舞台最大規模の観客席を伝統の技法で造り上げ、200年の節目にふさわしい舞台を準備している。当日は、三原田小学校歌舞伎クラブによる「白浪五人男 稲瀬川勢揃いの場」(2日10時50分)を始め、市内外の団体が歌舞伎や、現代劇(2日13時10分)を上演。同舞台で現代劇を上演するのは初めてで、“次の200年へ向けた新たな試み”として加えられた。また、父親が同地区出身というFM GUNMAのパーソナリティー・内藤聡(2日)も登場し、会場を盛り上げる。

 地元住民らに守り継がれてきた上三原田の歌舞伎舞台。新たな歴史の始まりを見届けに、ぜひ会場を訪れてみて。

データ
上三原田の歌舞伎舞台創建200年祭

11月2日(土曜)8:30~18:00、3日(日曜)8:00~15:40


上三原田の歌舞伎舞台


渋川市赤城町上三原田269


入場無料


創建200年祭実行委員会(渋川市 文化財保護課)0279-52-2102


※会場に駐車場はないため、第1~3駐車場を利用。第1駐車場と渋川駅からは無料シャトルバスを運行する。

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