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TOPIC
高崎の「Comme’N」のシェフが
最高峰のパンの国際大会の日本代表に
2018.12.14
WEEKLY TOPIC  西毛  高崎市

 

※Comm’Nは2020年8月、東京・九品仏に移転しました。

この記事は2018年12月の取材当時のものです。

 パン業界でもっとも権威があるとされる世界大会「モンディアル・デュ・パン」。その日本代表選考会で、看板のない高崎市のベーカリー「Comme’N」の大澤シェフが優勝。来年10月にフランスで開かれる、世界大会への切符をつかんだ。

 

若くして独立を果たすも1年で閉店

 パン屋を営む両親のもとで育った大澤さんは、高校を卒業すると同時に県外のパン屋に就職。ひと通りの修業を終えて実家に戻ったが、意見の食い違いから父親と衝突してしまう。そんなとき、テナント出店の誘いが舞い込み若くして独立。ところがそのわずか1年後に、母体となる施設が閉鎖されてしまう。大澤さんは、この試練を逆にチャンスと捉え、初心に返ってパン作りを学び直そうと決心。憧れのパン職人・西川シェフが営む、神戸三ノ宮にある「サ・マーシュ」の門を叩く。

厳しい経験からパンの面白さに気付く

 ある程度自信を持って臨んだ大澤さんだったが、現実には生地の丸め方から指導される始末。自らの力不足を思い知らされる。しかし大澤さんは、こうした厳しい環境こそが今の自分には大切だと痛感。生まれて初めて、もっとパンについて勉強したいと思うようになった。

 人手不足だったこともあり、大澤さんは西川シェフに同行する機会に恵まれる。「モンディアル・デュ・パン」の見学も、その一つだった。当初はレベルの高さに尻込みしていたが、仲間に叱咤激励(しったげきれい)されるうちに挑戦を決意。必死に努力を重ね、短期間で日本代表の座を射止めた。

 店名の「comme」は仏語で「~のように」、Nは西川シェフの頭文字。「西川シェフのように」という思いが込められている。今回の挑戦が終わったら、看板のあるしっかりとした店舗を構えるつもりだ。

データ
Comme’N/コム・ン

高崎市緑町1-29-10 珈琲哲学緑町店 駐車場内
※Comm'nは2020年8月、東京・九品仏(東京都世田谷区奥沢7-18-5 1F)に移転しました。


8:00~17:00 ※売り切れ次第終了。詳細はInstagram(@comme_n)で確認。


水曜


コム・ン commen@qq.com


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