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旧「妙義自然の家」の利活用進む
「いとのにわプラス」がリノベ中
2024.06.07
WEEKLY TOPIC  富岡市  西毛

水澤充さん、安津美さん夫妻

2021年度末に廃止された、旧県立妙義青少年自然の家を「大人も子どもも本気で遊べる場所に」と再整備を進める「いとのにわプラス」。
4月にはカレーが食べられるカフェをオープンさせた。

 

目指すのは多様な人が集まれる場所

いとのにわプラスは、富岡市に移住した水澤充代表と妻の安津美さんを中心にした一般社団法人。
東京都内で働いていた水澤夫妻は、ダウン症の娘・いとちゃんを育てやすい移住先を探す中で妙義地域と出合った。
2018年に移住し、仕事をリモートで続けながら、キャンプ場や空き家を活用した宿泊施設を開いてきた。

 

2022年、旧妙義青少年自然の家を、再活用を前提にした公募にて購入。
「近隣の人もエリア外の人も、多様な人々が交流でき、妙義の魅力を伝えられる場所に」と、地域に少ない飲食店の開店、子供が集まれる公園としての整備、入浴・宿泊施設の運営と、段階的に事業を広げる計画を立て、改修費用などの資金をクラウドファンディングで募っている。

イベントやワークショップを展開
4月にはカフェがオープン

施設取得後、既存の什器の整理や、活用しやすくするためのリノベーションを、SNSなどで呼び掛けて集まった人たちや、地元高校生、地域の有志らの協力を得ながら進めている。
その間も地域で行われなくなってきた夏祭りや、子供が楽しめる「妖怪ナイト」などのイベントを実施。
妙義を楽しくする方法や夢を語り合う「妙義妄想会議」も定期的に開催し、魅力集めや発信を行いながら施設を整備する。

 

そして今年4月、神奈川県鎌倉市の「極楽カリー」の味を伝授してもらい、「妙義極楽カリー」をオープン。
多くのスパイスを使い、水を加えない本格的なカレーは、サラダとチャイが付いて1,500円だ。

高崎市出身の安津美さんは「西毛地域で子供時代を過ごした人には、きっと懐かしく感じられる場所。妙義山に抱かれるような雰囲気を残したい」という。
秋までに浴場や宿泊棟も稼働予定。新たな形で動き始めた「妙義自然の家プラス」を訪れてみて。

データ
妙義自然の家プラス

富岡市妙義町諸戸1106


妙義極楽カリー/金曜11:30~16:00、土曜11:30~20:00


050-3138-3028


【公式サイト】https://lit.link/itononiwaplus
※施設でのイベントやクラウドファンディングについては公式サイト参照。見学や利用については問い合わせを。

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