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高崎の街なかに新たな交流拠点
「NAKAKONYA」がスタート
2021.04.23
WEEKLY TOPIC  西毛  高崎市

 高崎市の「株式会社まちごと屋」と「JR東日本 高崎支社」は、高崎市と協力し、大正期の古民家をリノベーションしたコミュニティスペース「NAKAKONYA(なかこんや)」を今春オープンした。

地元企業とJRがタイアップ
築100年の空き家を“創業の場”に再生

 高崎市街地の田町通りと中央銀座商店街を結ぶ通り沿いに立つ同施設。時間単位や1日単位でスペースを貸し出し、イベント開催のほか飲食や物販の店が出店できる。地域の店のポップアップストア(期間限定の店)として、また地元で創業を目指す人のスタートアップを支える場として機能していく。

 施設を運営するのは、高崎市街地の空き家や空き店舗の活用事業を手がけるまちごと屋。同社は、元紺屋町の空き店舗を改修したシェアスペース「MOTOKONYA(もとこんや)」を開いたメンバーを中心に2013年に設立した。MOTOKONYAでは日替わりで店が出店し、同所を足がかりに7店が新規開業を果たしたという。2019年に運営を終了するも新たな物件での再開を検討していた。そんな中、地元企業とタッグを組みながら沿線の街づくりに力を入れるJR東日本が参画し、今回のオープンにつながった。改修は高崎市も協力して、昨秋から計画がスタート。この春、築100年の趣を保ちつつ気軽に立ち寄れる空間へと生まれ変わった。

多様な使い方ができる3つのスペース

 同施設は、芝生広場やキッチンカースペースを設けた「前庭」、シェアキッチンを設置した「母屋」、広々としたウッドデッキを整備した「中庭」を備える。奥行きのある伸びやかな空間は、アイデア次第で多様な使い方が可能だ。まちごと屋の大澤博史社長は「ここをきっかけに、街なかで活躍する店が育てばうれしい。『ここに来れば何か楽しいことをやっている』そんな場所にしたい」と話す。

 今後の出店情報はSNSで発信される。コミュニティスペースとして再生し、街の記憶を残し続ける同施設。新たな街のエネルギーとなるNAKAKONYAに注目したい。

データ
コミュニティスペース「NAKAKONYA」

高崎市中紺屋町35


otayori@machigotoya.jp


【Facebook】@nakakonya
【Instagram】@nakakonya
※利用方法や出店情報は決まり次第SNSで告知。

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