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デザインを通じ未来の暮らしを考える
高崎にオープンした「SO.ラボ」が話題
2020.09.11
WEEKLY TOPIC  西毛  高崎市

 7月17日にオープンした高崎市岩押町の複合施設、「SO.(ソ)ラボ」が話題になっており、新たな交流拠点の場として期待が高まっている。

街に開けた“イノベーションラボ”

 「SO.ラボ」は建築設計を手掛ける株式会社イデアプラス(代表取締役 林史泰)が設立した「一般財団法人くらしまち財団たかさき」が運営する複合施設。デザインを通じて、未来の暮らしについて考える場として開設された。

 施設内には群馬県内で活躍するデザイナーやアーティストの作品を展示するギャラリーを始め、図書館や市内飲食店の人気メニューを販売するラウンジを完備。週末にはラウンジでSDGs(持続可能な開発目標)や環境、教育、人権、多様性をテーマにした映画を上映しているほか、ワークショップや体験型の演奏会といった催しも実施している。2階にある図書館「ビブ.ラボ」には同ラボのコンセプトである建築やデザイン、暮らし、まちに特化した約3,500冊の書籍がずらり。誰でも閲覧でき、会員登録(年会費2,000円、ドリンクチケット10枚付き)すれば本を借りられる。また、世界的家具メーカー「ハーマンミラー」県内唯一の正規販売店でもあり、洗練されたデザインに触れることも。

未来につなぐ新たな取り組み

 SO.ラボ開設は株式会社イデアプラスの社内ラボとして、週1回の勉強会を始めたことがきっかけだった。同財団理事長の福田万寿美さんは「ラボのオープン以前は、社内全体が業務に追われ、目の前の仕事で手いっぱいでした」と語る。個々のスキルアップや長期的な視点で業務に取り組む環境を模索した結果、新たな発見やアイデアを創出できる、街に開けた「イノベーションラボ」の形態を採用した。

 来春には子供の宿題や創作活動をサポートするアフタースクールも開始予定で、10月にプレオープン(予約受付中)を行うほか、ラボ外では空き家を活用した体験型宿泊施設も展開していくという。

 高崎でデザインを通じて、人と人との接点を創出する拠点に注目だ。

データ
SO.ラボ

高崎市岩押町5-1リベルテ高崎1階・2階


10:00~22:00(現在は18:00閉館)


水曜、日曜(イベント開催時は開館)


くらしまち財団たかさき 027-386-9945


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