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WEEKLY
TOPIC
繊維のまちの技術が生きる
「made in 桐生のマスク」に注目
2020.07.10
WEEKLY TOPIC  みどり市  東毛

 桐生・みどり地域の繊維関連業者38社は、新型コロナウイルス感染拡大防止に貢献しながら経営改善を図ろうと、各社が製造したオリジナルマスクを「made in 桐生のマスク」として販売している。

コロナのピンチをチャンスに
38社の個性を生かしたマスクが結集

 「made in 桐生のマスク」は、地元産業を応援する目的で桐生商工会議所が立ち上げた「コロナのピンチをチャンスにプロジェクト」事業の1つ。同会議所のHPで、桐生・みどり地域の会員が製造しているマスクの特徴や販売先、価格などを一覧で紹介している。

 同事業が始まったのは4月。マスク不足が深刻になった3月頃、繊維業者が多く集まる同地域では複数の業者がマスク製造に新しく乗り出していた。同時にマスクの売り場に関する問い合わせも多く寄せられたため、同会議所は販売情報を一覧化しHPでの紹介を始めた。事業開始当初は約10社のマスクを紹介していたが、現在は38社にまで増えている(7月6日現在)。

 1928年創業の「イヅハラ産業株式会社」(桐生市広沢町)は、特許技術を用いたジャガード織の6層構造マスクを3年前から販売(4,378円)。開発期間に2年を費やしたマスクは、約100回の洗濯に耐える高い耐久性と抗菌性が特徴だ。同社の赤石重男代表は「使い捨てではなく、『繰り返し使える自然や人に優しいものを』との思いで開発した」と語る。

 踊り帯や祭り衣装、和装小物の製造販売を行う「有限会社桐生丸由」(桐生市相生町)は帯地や着物、手ぬぐいの生地を使用した約30種類の和柄マスクを販売(550円)。裏地は吸汗・速乾性のある夏用の浴衣生地で蒸れにくい。同社の丸山嘉康専務は「着ける方々に少しでも楽しんでもらえたらと、マスクにファッション性やバリエーションを持たせた」と話す。

 そのほか接触冷感生地を使用した「ジューク19株式会社」(みどり市笠懸町)の夏用マスク(3枚1,980円)や、複数の会社が製造するシルクニット生地を使用したマスクなど多彩な商品がそろう。桐生・みどり地域ならではのマスクで気分を上げながら、地域の産業を応援しよう。

データ
「made in 桐生のマスク」の主な販売店舗
桐生観光物産館 わたらせ

桐生市末広町11-1(JR桐生駅構内)


9:00~17:50


無休


0277-40-1888


(公財)桐生地域地場産業振興センター

桐生市織姫町2-5


10:00~17:00


月曜


0277-46-1015


※「made in 桐生のマスク」全商品とその他の販売店舗は桐生商工会議所の公式HPに掲載。
桐生商工会議所 【HP】https://www.kiryucci.or.jp/

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