群馬よみうり新聞社
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ピックアップ-G
【HUMAN】
密着インタビュー特集
群馬の“輝く人” vol.03
2019.06.06
ピックアップ-G  その他

 群馬県を拠点に活躍する“輝く人”を紹介するコーナー。今回は、色とりどりの紙を切り取って風景や人物、動物などを描く貼り絵作家・ちぎらまりこさんを紹介。貼り絵を始めたきっかけや作品へのこだわり、今後の展望など、作品作りにまつわることから、今1番熱中していることや休日の過ごし方といったプライベートなことまでを取材した。心温まる作品で多くの人を魅了している彼女の素顔に迫った。

紙とはさみで思い出や風景を“写す”
温かみのある優しい作風で人気の貼り絵作家

貼り絵作家 ちぎら まりこさん(32)

PROFILE

 1987年3月27日生。片品村出身、前橋市在住。2013年から貼り絵作家としての活動を開始。これまでに手掛けた作品はJR前橋駅構内のウェルカムボードや、広報まえばしの表紙、イベントのパンフレットなど多岐にわたる。国内外で自身の作品の展示会を積極的に開催しているほか、イベントでワークショップを開き、子供から大人まで幅広い世代に貼り絵の魅力と創作の楽しさを広めている。

思い付きで始めた貼り絵

 ちぎらさんが貼り絵を始めたのは2011年の頃。思い付きで新聞紙を使って貼り絵を作ったことがきっかけだった。紙の切り方や貼る位置によって、さまざまな表情を見せる貼り絵の魅力にのめり込んでいくと、「自分のできることを仕事にしよう」と決心し、勤めていた会社を2013年に退職。当時住んでいた高崎市から前橋市に引っ越して貼り絵作家としての活動をスタートさせた。当初は県内のイベントで貼り絵のほか、植物の葉や枝を使ったワークショップを開いていたが、あるとき知り合いのコーヒーショップからの依頼でショップカードを制作すると、その温かみのある優しい作風が評判になり、仕事の依頼が来るようになった。その後もイベントなどで作品の販売やワークショップを続けていった結果、口コミやSNSで徐々に話題となり、県内を中心に依頼が増えていった。

JR前橋駅構内のウェルカムボード

思い出を切り取る貼り絵作り

 ちぎらさんは現在、貼り絵で人物を描く「貼り絵の似顔絵」に力を入れている。「台湾で個展を開いたときに、来場者をモデルに貼り絵を作るワークショップが好評で、中でも1人のお客さんから『自分と亡くなった犬を貼り絵で作ってほしい』と言われて作った絵をすごく喜んでくれたんです」とちぎらさんは振り返る。その後も、さまざまな人を貼り絵で描いていく中で、「貼り絵でその人の思い出を“写す”写真館のようなことがやりたい」と思うようになっていったという。そんなあるとき、仕事で知り合った雑貨屋と古道具屋の店主と意気投合し、3組共同で前橋市の商店街に物件を借りると、2018年に貼り絵と帽子と古道具の店「yadorigi」をオープン。アトリエを兼ねたこの店は、貼り絵の似顔絵を作るための、依頼者との交流の場にもなっている。

夢は貼り絵をモチーフにした洋服作り

 ちぎらさんの今後の夢は、自分の貼り絵をモチーフにした洋服を作ること。「お店を一緒にやっている帽子屋さんが洋服も作れるので、私が作った貼り絵のデザインで洋服を一緒に作るのが夢です。あとはこの春からイベントで原画販売も始めたので、お店でも販売しようと思っています」と笑顔を見せた。国内の活動だけでなく、海外で個展の開催やイベント参加なども積極的に行っていくという彼女。これからも愛用のはさみと色とりどりの紙を使い、多くの人の思い出を写し出してくれそうだ。

もっと知りたい! ちぎらまりこさんの深掘り情報

作品作りでこだわっていることは
 完成したときに手作りっぽさや温かみが出るように、紙を切って貼るだけでなく、手でちぎったりペンで手書きの線を入れたりしています。

 

貼り絵の素材を教えてください
 主に身の回りにある包装紙や新聞紙、古本を使っています。いいなと思った紙はかばんに入れておいて、すぐに取り出せるようにしてあります。

 

影響を受けた人はいますか
 現代アーティストの片山真理さんです。大学が一緒だったので、彼女と話すことや作品を見る機会も多かったですし、作品からもたくさん刺激をもらいました。

 

必需品を教えてください
 愛用のはさみです。特に高価な物ではないのですが、持ったときの握り心地や軽さ、手になじむ感じが気に入っていてずっと使っています。

 

休日はどんな風に過ごしていますか
 飼っている犬と利根川へ散歩に行きます。私は何でも詰め込んでしまう性格なので、散歩中は何も考えないように過ごしています。

 

今1番熱中していることは
 押し花です。道端に生えている雑草でも、押し花にしてみると思わぬ魅力を発見することがあるので、楽しみながらやっています。最近はフォトフレームのワークショップで素材としても使っています。

INFORMATION
貼り絵と帽子と古道具のお店「yadorigi」

【営業時間】12:00~18:00 ※3と8の付く日のみ開店。
【住所】前橋市千代田町3-3-21
【備考】営業日や店舗情報はInstagram(@yadorigi8)で確認

 帽子や洋服、セレクト雑貨を販売しているKIKONO(キコノ)と、古道具屋のPiENi KöTA(PiENi KöTA)、ちぎらさんの3組が共同で開いている店。2階がちぎらさんのアトリエ兼物販スペースになっている。

仕事の依頼や問い合わせ/HP(http://chigiramariko.com/)内の「contact」から

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