群馬よみうり新聞社
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ピックアップ-G
はばたけ!
スーパーG(ぐんま)アスリート
古澤 一生さん【棒高跳び】
2020.09.03

 群馬県から全国にはばたく今話題の地元アスリートを紹介するコーナー。ひたむきに練習に取り組む姿、試合での集中力、そして結果を受け止める表情は、どんな時でも私たちの心に元気や勇気を届けてくれる。群馬スポーツ界の若きエースを一緒に応援しよう。

中学・高校の日本記録を更新
五輪目指す棒高跳びのエース

古澤 一生さん(前橋育英3年:高崎市在住)

 

 今回は前橋育英高校陸上部、棒高跳びの古澤一生さんを紹介する。2018年に日本中学記録となる5m05cmを跳び、アルゼンチンで開かれた「第3回 ユースオリンピック競技大会」では銀メダルを獲得。先月の県高校体育大会でも日本高校記録・U20日本歴代2位となる5m51cmをクリアし自己ベストを更新した。次々と記録を打ち立てる彼の強さの秘訣(ひけつ)や素顔に迫る。

CAREER

競技歴:9年

 第43回、第44回 全日本中学校陸上競技選手権大会 優勝(2016年、2017年)、2018 U20日本室内陸上競技大阪大会 中学生男子の部 優勝、第3回 ユースオリンピック競技大会 2位(2018年)、第3回 アジアユース選手権大会 2位(2019年)、全国高等学校総合体育大会陸上競技大会 優勝(2019年)

——棒高跳びを始めたきっかけを教えてください

 小学4年生の時に「ぐんまスーパーキッズプロジェクト」で実施していた体力テストに合格したことです。プロジェクト対象競技の一覧を見た時、今まで触れたことのない棒高跳びにワクワクした気持ちを感じて選びました。それまではサッカーをやっていましたが、新しいことに挑戦したい気持ちと、実際にやってみてとても楽しかったことから、棒高跳び一本に絞りました。

——自分の強みはどんなところだと思いますか

 1つは助走スピードの速さです。ポールを持たずに走る速さと差があまりありません。助走が速いほどポールを突き立てた時に力が伝わりやすく、高く跳躍できます。もう1つは長いポールを使っていることです。高校1年では15フィート(4.57m)が主でしたが、現在は16フィート(4.88m)です。16フィートを使いこなすことで、自分よりも身長が高い選手と同等かそれ以上の跳躍ができていると思います。また、世界大会などの大舞台での経験や、大きい大会ほど楽しめる性格が勝負強さにつながっています。

——ユース五輪に出場してみてどうでしたか

 初めは他国の選手の体格の良さに圧倒されましたが、試合に挑む中で「負けたくない」という気持ちが強くなったことで、自己ベストを更新して銀メダルを獲得できました。また、選手の跳躍に一喜一憂する会場の様子を見て、「スポーツに言葉の壁はない」と実感しました。

——転機となった大会や出来事はありますか

 中学3年の県中学校総体で、日本中学新記録の4m93cmを跳んだことです。この大会をきっかけに中学生初の5m超えを目標に設定し、「もっと上を目指していきたい」と強く思うようになりました。

——今後の目標を教えてください

 ユース五輪では銀メダル止まりだったので、来年ケニアのナイロビで開催予定の「第18回 U20世界陸上競技選手権大会」では金メダルを取りたいです。また、大きな目標の1つである五輪出場を目指し、来年の東京、その次のパリ出場に向けて頑張っていきたいです。

教えて! 古澤一生さんの強さの秘訣!
前橋育英高校陸上部顧問 安達友信先生

 古澤さんは練習に限らず1つひとつのことを丁寧に取り組むことができます。身体能力に関しても、跳躍に必要な瞬発力を生み出す筋肉が優れており、入部してからは棒高跳びに必要な要素がバランス良く成長しています。本人は五輪出場を目指しているので、そこに向かって着実に経験を積んでいってほしいです。

もっと知りたい! 古澤一生さんの深掘り情報

棒高跳びの楽しさは
曲がったポールが反発する時に自分の体が浮き上がる感覚や、マットに落ちる時のすがすがしさです。また、自己ベストや大会記録などに挑戦し、それを超えていく楽しさもあります。

 

普段の練習時間は
土・日曜は吉岡町の棒高跳び専用施設で跳躍練習を約5時間行っています。平日は学校で短距離走、鉄棒、ウェートトレーニングに1時間30分ほど取り組み、筋力強化を図っています。

 

試合前に必ずすることは
大きな大会の1週間前には3kmほどジョギングをして体をほぐし、ポールは持たないようにしています。そうすることで疲れをためず、本番で跳びたい気持ちを爆発させることができます。

 

学校の好きな科目は
体育です。特に体操は棒高跳びの動きに似ているので好きです。また、ユース五輪で海外に行ったことで、もっと英語を伸ばしていきたいと思うようになりました。

 

ポリシーは
練習でお世話になっている施設のコーチから言われている「常に感謝の気持ちを持つこと」です。施設では毎朝掃除をして、棒高跳びができることに感謝しています。この教えを胸に、人が見ていないところでも気遣いができる人になりたいです。

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