群馬県を拠点に活躍する“輝く人”を紹介するコーナー。今回はモデル業を始め、テレビやラジオ、雑誌など幅広く活躍するモデル・横塚沙弥加さんを紹介。モデル業を始めたきっかけや、過去の挫折、転機、将来の目標など、過去の出来事から現在、未来について取材した。“ちゃんさや”の愛称で親しまれる彼女の素顔に迫る。

モデル　横塚 沙弥加さん（29）

PROFILE

　1990年5月3日生。みどり市出身。愛称は“ちゃんさや”。事務所に所属せず、群馬県を拠点に活動しているフリーモデル。FM GUNMA「WAI WAI Groovin’」の中継レポーターや、群馬テレビの県広報番組「ぐんま一番」に出演。ほかLIFESTYLE MAGAZINE「motto」のモデル出演など、多方面で活躍している。今年4月には生まれ故郷であるみどり市の観光大使にも任命された。

　横塚さんは幼少期からアイドルが大好きで、幼稚園の砂場で友達と歌ったり、踊ったりしていた。5歳から始めたクラシックバレエでステージに立つ楽しさを知ると、アイドルの夢はさらに膨らんでいった。小学生になり、夢をかなえるためにさまざまなオーディションを受けたが、結果は惨敗。それでも諦めずに挑戦し続けたものの一向に芽は出ず、高校卒業を機に夢を諦めてしまう。

　その後県内の大学に進学すると、1年生のときに転機が訪れる。友人と群馬テレビの番組観覧に参加した際、ディレクターに声を掛けられ、番組リポーターに抜てき。さらに友人の誘いで応募したフリーペーパー「群馬美少女図鑑」の読者モデルにも選ばれた。「自分が誌面に載ったときはとてもうれしかった」と笑顔で話す横塚さん。これをきっかけにモデルという新たな夢を持つようになった。

　しかしその思いとは裏腹に就職活動を行い、アパレル会社から内定をもらった横塚さん。就職かモデルか、悩んだ末に「やらないで後悔するなら、やって後悔しよう」とモデルになることを決意。大学卒業後はポージングやウォーキングのレッスンのために群馬から都内に通い、モデルとしての活動をスタートさせた。

　当初は都内での活動を目指していたという横塚さん。「オーディション会場にはライバル心むき出しの人たちばかりで、その中で競争していくのは私には合わないと感じ、それなら大好きな群馬で自分らしく活動しようと決めました」と振り返る。その後は2015年にFM GUNMAの「WAI WAI Groovin’」の番組出演が決まり、翌年には群馬テレビの「ぐんま一番」のオーディションに合格。さらに今年4月には生まれ故郷であるみどり市の観光大使にも任命されるなど、地元群馬で活躍の場を広げていった。

　横塚さんの今後の目標は、この先も群馬で活動していくことだという。「群馬の人は皆温かくて優しい。その人たちとずっと仕事をしたいので、県外の仕事が増えたり、将来結婚して子供を産んだりしても、群馬を拠点に活動していきたい。そのためにもいろんなことに挑戦して、マルチなモデルを目指して頑張ります」と笑顔を見せた。“群馬愛”にあふれる横塚さん。これからも持ち前の明るさと一生懸命な姿で、群馬の人たちに元気と笑顔を届け続ける。

■ 好きな言葉は
「挑戦することから始まる」です。小学校の卒業アルバムで、お世話になった先生に書いていただいた言葉です。

■ 憧れの芸能人は
モデルの鈴木奈々さんです。1つひとつの仕事に一生懸命に取り組む姿勢は、モデルとしても女性としてもとても尊敬しています。

■ 仕事の必需品は
爪に塗るオイルをいつも持ち歩いています。テレビやラジオの生放送などとても緊張する場面ではラベンダーのオイルを塗って、収録前にその香りで気持ちを落ち着かせています。

■ 日頃から気を付けていることは
毎晩寝る前に柔軟体操を必ずしています。それと、お風呂に入ったら姿見で自分の体を毎日チェックしながらスクワットをしています。

■ 休日の過ごし方は
アウトドアが好きで、よくキャンプ場に行きます。父が釣りやキャンプ好きなのでその影響かも。今年はみどり市のキャンプ場を制覇したいです!

■ 今後やってみたいことは
大好きな動物に関する何かができたらと思い、「愛玩動物飼養管理士2級」を取得しました。保護犬・猫の殺処分ゼロといった動物愛護の活動をしていきたいです。