第34回の様子

　高崎市で開催する大規模な映画の祭典。最優秀作品賞に輝いた濱口竜介監督の「偶然と想像」を始め、高崎市内を中心に撮影が行われた春本雄二郎監督の「由宇子の天秤」、第94回米アカデミー賞で4部門にノミネートされた「ドライブ・マイ・カー」など、受賞作品を含む全47作品を市内3会場で上映する。県内で撮影された作品を集めた「まちと映画」や、これから活躍が期待される監督たちの作品を集めた「監督たちの現在」など、テーマごとにさまざまな作品が楽しめる。

　「まちと映画」では、短編映像作品「高崎物語 ─願─」「クライスラー／愛の悲しみ」を無料上映。「邦画セレクション」では、群馬県出身でろう者の今井ミカ監督が手がけた「虹色の朝が来るまで」、山田礼於監督の「こころの通訳者たち What a Wonderful World」を、日本語字幕や音声ガイドを使用して上映する。26日に行われる授賞式では監督に加え、最優秀主演俳優賞受賞者から占部房子と河井青葉、最優秀助演俳優賞受賞者から水原希子と中島歩らも登壇する。映画祭の詳細は、公式サイトやFacebook、Twitterなどで公開しているのでチェックしよう。

『偶然と想像』

『ドライブ・マイ・カー』

※全て観覧には鑑賞券または授賞式券が必要。

　上映作品の中には、上映後に監督や映画関係者によるトークを行うものもあるので、映画と併せて楽しもう。

◆犬童一心監督、田中泯スクリーントーク
【作品】名付けようのない踊り
【日時】3月31日（木曜）11：00上映開始
【会場】高崎芸術劇場 スタジオシアター
　世界的ダンサー・田中泯に密着したドキュメンタリー「名付けようのない踊り」を上映後、犬童一心監督と田中泯によるゲストトークを行う。

◆飯塚花笑監督、柿澤秀吉スクリーントーク
【作品】フタリノセカイ
【日時】3月31日（木曜）18：00上映開始
【会場】高崎芸術劇場 スタジオシアター
　「フタリノセカイ」上映後、飯塚花笑監督と、主題歌「ひだまりのいろ」を手がけたロックバンド「秀吉」のメンバー・柿澤秀吉のスクリーントークを実施。柿澤による弾き語りも行う。

日時

3月25日（金曜）～3月31日（木曜）
上映開始時刻は作品により異なる。
授賞式は26日16：00から。

上映会場

高崎芸術劇場／高崎市栄町9-1
高崎電気館／高崎市柳川町31
シネマテークたかさき／高崎市あら町202

授賞式会場

高崎芸術劇場 大劇場

鑑賞券

前売：1作品券1,100円、全日フリーパス券8,000円
※全日フリーパス券は限定100枚、シネマテークたかさきで販売。専用チケットが必要な作品あり。1作品券の販売場所は公式サイトを参照。

当日：1作品券 一般1,300円、高校生以下・60歳以上1,100円、全日フリーパス券8,000円
※全日フリーパス券、1作品券ともに各会場窓口で販売。専用チケットが必要な作品あり。

授賞式券

全席指定 当日3,000円
※授賞式と期間中「ドライブ・マイ・カー」を除く1作品鑑賞可能。当日券は14時30分より高崎芸術劇場で販売。未就学児入場不可。

問い合わせ

高崎映画祭事務局 027-388-9649

【URL】http://takasakifilmfes.jp/