新型コロナウイルス感染防止のため、ハイシーズンをやむなく休園とした施設は多い。来場者はいなくても、スタッフは日々の業務や再開に向けた準備を進めている。県内の3施設から休園中の様子を写真や電話で伝えてもらった。

※最新の開園・開館情報は各施設の公式サイトでご確認ください。
※5月15日現在の情報です。

【住所】桐生市宮本町3-8-13
【問い合わせ】0277-22-4442
【HP】http://www.city.kiryu.lg.jp/zoo/index.html

　桐生が岡動物園の大型連休は、通常なら出産シーズン直後で来場者が増える季節だ。桐生市と動物園は、来園を計画していた人や休校中の子供たちに楽しんでもらおうと、YouTubeやTwitterなどで動物たちの様子を伝える動画・画像を配信している。動物を間近で撮影した飼育員目線の動画もあるので、開園までは家の中で動物園を楽しもう。
　今日5月15日には飼育中のアミメキリン「コタロウ」のお嫁さんとして茨城県の日立市かみね動物園から「ルリカ」が入園。2月に誕生した4頭のミーアキャットの成長も順調だという。

桐生が岡動物園 園長　齋藤 隆浩さん

　休園中も動物たちは元気に過ごしています。2月に生まれたミーアキャットの赤ちゃんも活発になってきました。今後も動物たちの動画を配信していくので、皆さんに少しでも明るい気持ちになっていただければうれしいです。再開した際には、ぜひご来園ください。

【人気の動画を紹介】

ライオン

　春のぽかぽか陽気の中で、なんとも眠そうなライオンを撮影。百獣の王ののんびりとした様子に癒やされる。

【住所】前橋市柏倉町2471-7
【問い合わせ】0120-1187-38
【HP】http://www.flower-park.jp/

　4月下旬～5月上旬に32品種約440株のボタンや、80品種約8,300株のツツジが見頃となった。ヒスイカズラや遅咲きの桜「御衣黄（ぎょいこう）」なども例年通り美しい花を咲かせたという。これからはバラの季節に向かう。同パークでは「香り」をテーマに400品種約1,700株のバラを植栽していて、イギリスやフランス、ドイツ、アメリカ、日本など各国のバラを植えている。
　臨時休園期間は電話で樹木の園芸相談も（午前10時～正午）。

マスコットキャラクターのフラトくん・ピアちゃん

　植物は生き物ですので、季節が進むと同時に最も輝く花の種類は変化していきますが、再開の際にはたくさんの花々で皆さんに感動していただけるよう、園内の整備をしています。パークの様子は公式サイトやブログ、FacebookやTwitterなどで紹介していますのでご覧ください。

【住所】富岡市上黒岩1674-1
【問い合わせ】0274-60-1200
【HP】http://www.gmnh.pref.gunma.jp/

　休館中の自然史博物館は静寂に包まれ、いつも子供たちに囲まれるティランノサウルスの動く復元模型も、どこかさみしそうに見えるという。そんな中でも職員は展示の補助資料の作成や館内の整備に励んでいる。
　同館は4月上旬に公式サイトで「おうちで楽しむ自然史博物館」を開設。ウェブ上で常設展示室内を見学できるほか、標本の解説を動画で公開するなど、子供から大人まで楽しめる内容を発信している。

自然史博物館教育普及係主幹 月田 典寿さん

　開館できない間は、動画などで新たな視点をお伝えしています。視聴した後に来館していただければ一層楽しめる内容ですので、ぜひご覧ください。延期中の企画展「空にいどんだ勇者たち」の準備も整っており、迫力ある翼竜の骨格などが皆さんを待っています。再開時のご来館をお待ちしています。