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今なお世界を魅了し続ける
「古伊万里」の意匠の世界を堪能
2018.01.26
WEEKLY TOPIC  東毛  館林市

 日本最古の磁器として知られる「古伊万里」の企画展が、県立館林美術館で開催。今なお国内外で多くの人を魅了し続ける、その驚くべき意匠の世界に迫る。

日本の有田焼から世界の伊万里焼へ

 今から約400年前の江戸時代初期、肥前有田の泉山で、良質な陶石が発見されたことをきっかけに、日本初の磁器が誕生する。言わずと知れた「有田焼」である。その後、朝鮮から渡来した陶工たちの努力により、有田焼の品質は急速に向上。さらには、中国伝来の技術をもとにした色絵磁器が登場するなど、芸術品として目覚ましい進化を遂げていく。

 この有田焼に着目したのが、中国の内乱により磁器の入手が困難になっていたオランダの東インド会社。代替品として、有田焼に白羽の矢を立てたのだ。なお、その積み出し港が伊万里港だったため、「伊万里焼」と呼ばれるようになった。

江戸文化とともに国内で独自に進化

 ヨーロッパ諸国から絶賛されていた伊万里焼だったが、東インド会社の衰退や中国磁器の復興、ヨーロッパ各国での生産開始などにより、やがてその勢いは減速。そして1757年を最後に、国としての公式な輸出は終わりを迎える。

 その一方で、江戸を中心とした庶民への浸透とともに、日本国内で独自に進化。歌舞伎や浮世絵など“粋”な江戸文化や、現在の日本料理の原型となった豊かな食文化を背景に、うたげを彩る多種多様な磁器が生み出されていった。

 今回の企画展は、これら江戸時代に作られた「古伊万里」がテーマ。文様別の第1章と種類別の第2章に分けて、計130点ほどが展示される。この機会に、古伊万里の魅力を存分に堪能してみては。

データ
粋な古伊万里−江戸好みのうつわデザイン

4月8日(日曜)まで 9:30〜17:00(入館は16:30まで)


群馬県立館林美術館


館林市日向町2003


一般610円、高校・大学生300円、中学生以下無料


月曜(2月12日は開館し翌日)


群馬県立館林美術館 0276-72-8188


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